マイペースチャリダーが行く

ちょうど古稀を迎えた理系チャリダーのブログです。

「自転車の車輪の転がり抵抗について-1」はこちら

自転車輸送方法と距離の関係

 私はこれまでいろいろな自転車ライドしてきたが、それらの輪行などの自転車輸送方法と距離の関係を調べてみた。その結果、何となくもっともらしい結果が得られたので紹介する。

 

(1)自転車ライドのまとめ

 私が退職した2018年から現在(2022年12月)までの自転車ライドをまとめたみた。なお、対象は宿泊を伴う国内ライドとして、日帰りライドや海外ライドは除外した。以下に一覧表を示す。

 

自転車ライド(2018~2022)と輸送方法と距離一覧



年月 



ライド名



区分 



自走



電車









+









便
2018
4月
ヤビツ峠ヒルクライム 自主     47    
2018
6月
箱根駅伝ヒルクライム 自主     63    
2018
7月
多摩川CRサイクリング 自主 39        
2018
8月
福井サイクリング(武生~宮津) 自主   97      
2018
9月
宮ヶ瀬クリテリウム 募集
参加
    40    
2018
10月
箱根ヒルクライム 募集
参加
    63    
2018
11月
伊豆一周サイクリング 募集
参加
    93    
2018
12月
ライドイン阿蘇 募集
参加
      894  
2019
2月
サイクリング屋久 募集
参加
      1025  
2019
6月
富士ヒルクライム 募集
参加
    85    
2019
9月
淡路島ロングライド 募集
参加
      490  
2019
10月
ジロデ種子島 募集
参加
      972  
2019
11月
霞ヶ浦一周ライド 自主     71    
2020
2月
サイクリング屋久島 募集
参加
        1025
2020
12月
環七一周サイクリング 自主 17        
2021
10月
佐渡島自主ロングライド 自主     299    
2022
3月
出雲センチェリーライド 募集
参加
      601  
2022
4月
びわ湖一周ライド(福井起点) 自主   59      
2022
10月
グランフォンドピナレロ八ヶ岳 募集
参加
    119    
2022
10月
鳥取すごいライド 募集
参加
      493  
2022
11月
旧中原街道サイクリング 自主 42        
2022
11月
Grand Cycle Tokyo レインボウライド 募集
参加
    9    

 一覧表の右側の数字は、数字が記載されている列が輸送方法を示しており、また数字自体が、自宅から目的地までの直線距離(km)を表している。ただし、ほとんどのライドは自宅起点だが、福井実家を起点とするライドが2つある。

 輸送方法としては、自走、電車(輪行)、マイカー、飛行機+レンタカー、宅配便の5種類だ。一方、ライドの区分は、自主企画ライドの「自主」と、一般募集イベントに参加した「募集参加」の2区分だ。

 本ブログを開始した2020年2月以降のライドには、本ブログの紹介記事があるのでリンク付けしたが、2019年以前のライドはブログ記事がないのがちょっと残念だ。また、2020~2021年はコロナ禍により、3ライドと少ない。

 

(2)自転車輸送方法と目的地直線距離の関係

 上表に基づいて、自転車輸送方法と距離の関係をグラフ化してみた。賢明なる読者は、そんなグラフを作って何の役に立つのかと疑問を持つと思う。このグラフの価値は、どのような輸送方法を選択するかは人によって様々だが、このようなグラフ化によって、その人の自転車輸送方法の選定傾向を、容易に他者に示すことが出来ることだ。

 グラフを見ると、自走やマイカーは上限がそれぞれ50km、300km程度になっていて、私は大きな違和感はないが、新幹線を想定する電車はもう少し長距離(~500km)も対応可能と思われる。

 実は私は、電車輪行はハンドキャリーがメインになるので体力が必要なため、出来る限り電車輪行を避けてきた。そのため2018年以降の電車輪行は2回しかなく、かつ在来線輪行なので比較的短距離だ。そこで、このグラフの電車輪行は在来線と注記することにした。

 

(3)まとめ

 今回のまとめとして、自転車輸送方法の定性的特徴に加えて、今回得られた距離データに基づいて「えいや!」と決めた標準距離を追記した。これは、国内ライドを前提として、あくまでも筆者(cedarbook)の自転車輸送方法の傾向を示した数字なので、必ずしも万人向けとは言えないが、みなさまの何らかの参考になればありがたいと思う。

 次回記事では、長距離自転車輸送に適した「飛行機+レンタカー」に有用なセミハードケース(SCICON製AeroComfort3.0)について紹介したいと思う。

 

自転車輸送方法の比較表
(国内ライド、cedarbookの場合)



 

Grand Cycle Tokyo レインボウライド

 東京都主催のGrand Cycle Tokyoレインボウライドに参加したので紹介する。レインボウブリッジは、1993年開業以降これまで、車または徒歩では渡れるものの、自転車では渡れなかった。

 今回東京都が企画したサイクルイベントGrand Cycle Tokyoレインボウライドでは、自転車でレインボウブリッジを走れるというので、無抽選で走れるVIP枠の募集開始時(7月7日)に応募した。VIP枠は55000円と少し値段が高いが、飛行機で行く地方イベントと比較すれば、それほど高くないと思う。

 

(1)サイクリングコース

 以下にサイクリングコースを示す。私が今回エントリーしたのは、レインボーロングコース(29km)で、長距離ライド経験者向けの図中赤色で示されているコースだ。お台場海浜公園をスタート後、レインボウブリッジ(798mアプローチ除く)を往復して、2020年竣工の海の森トンネル(2459.5m)を通過し、海の森公園(中央防波堤内側埋立地)まで行ってから引き返すコースだ。距離を稼ぐためと思われるが、海の森公園と途中の10号埋立地その2(有明4丁目)を2往復するので、海の森トンネルは合計4回走行する。

 

 

(2)実際のライド風景ほか

 私は大田区の都内在住とはいえ、朝6時集合は負担なので、前日に車で移動し、お台場海浜公園近くのヒルトンホテルに宿泊することにした。

 今回のライドでは、自転車を停めての写真撮影が禁止されている。しかしながら、アクションカメラによる走行中の撮影は可能とのことで、ライド直前に、アクションカメラ(GoPro HERO8)を購入した。実は旧機種(HERO3)を所有しているのだが、1)購入から10年以上経過していること、2)本体が防水ではない等の問題があり、新しくGoProを購入して走行中の風景を撮影することとした。

 以下に示す写真は、GoPro動画から切り取った写真(G=)と、PhotoCreateからの購入写真(P=)、私のスマホ撮影写真(S=)が混在しているが、それぞれにG=、P=、S=と記載して出典を明示した。

 

 

ホテルからの夜景(S=前日20:57)
部屋からはレインボウブリッジが真正面に見えて、美事な夜景だ。しかし、明日に備えて早く就寝。

 

 

 

 

 

自転車(S=5:54 ホテル駐車場にて)
今日の自転車は、ピナレロガン(2019)。ハンドルバーにGoProを取り付けて撮影する。

 

 

 

 

スタート(P=7:30)
赤丸の水色ジャージが筆者だ。

 

 

 

スタートからレインボウブリッジ前半の動画(G=7:30~7:41)
小池都知事の旗振りで第1ウェーブロングライドがスタートした。実行委員会委員長の片山右京氏も第1ウェーブ最前列で実走参加していた。

 

 

 

 

レインボウブリッジ前半登り(G=7:41)
レインボウブリッジは中央部分に対して緩やかな登りになっている。これは、最初の登り区間の写真だ。

 

レインボウブリッジ前半下り(G=7:41)
この写真は、レインボウブリッジ中央部分を過ぎて下りの写真だ。もうすぐ折返し点をUターンして、レインボウブリッジをお台場に向かって走行する。

 

 

レインボウブリッジ折返し(P=7:41)
レインボウブリッジの北側の折返し点での写真だ。

 

 

 

 

海の森公園折返し近く(G=8:01)
この写真は1回目の海の森公園の折返し点近くの風景だ。右側に東京ゲートブリッジが見えている。

 

 

 

海の森トンネル(G=8:35)
ロングコースでは海の森公園を2往復するので、このトンネルを合計4回走行する。この写真は4回目の走行写真だ。トンネルの中は、小さな段差はあるものの、快適に走行出来る。

 

 

ゴール(P=8:48)
遂にゴール!!寒かったー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木村屋あんパンとあんみつ(S=9:16)
VIP完走者に木村屋のあんパン、みはしのあんみつがふるまわれた。私はあまり食欲なかったのであんみつだけ頂いたが、後で家族にあんパンを持ち帰ってほしかったと言われてしまった。

 

(3)走行のまとめ

 以下にまとめを記す。

1)今回のレインボウライドはあいにくの雨だったものの、レインボウブリッジや海の森トンネルなど、普段は自転車で走ることが出来ない道路を初めてライド出来たので、それなりに楽しめた。

2)来年以降もGrand Cycle Tokyoが開催されるようなので、また機会があれば参加検討したい。

 

走行データ

 

旧中原街道を行く

 私のマンションの近くに、中原街道という幹線道路がある。その歴史を調べたところ、鎌倉時代以前からある古道で、中原街道と呼ばれるようになったのは、徳川家康が江戸時代初期に鷹狩りのために平塚付近に造営した中原御殿と江戸との往来のために利用したためという。私は、川崎市武蔵中原が「中原街道」の名前の由来と思っていたのだが、大きな誤解だったようだ。

 私は都心方向にいつもサイクリングする時、西五反田の「中原口」交差点まで中原街道を利用することが多い。しかし今回は、反対方向の平塚に向かってサイクリングし、中原街道の終点である中原御殿まで行ってみることにした。

 

(1)サイクリングルート

 今回のサイクリングルートは、スタート地点を丸子橋西詰とし、ゴールを平塚の中原小学校にある中原御殿跡とした。Googleマップで調べた走行ルートを以下に示す。神奈川県の中原街道は県道45号線となっていて、ほぼ一直線に平塚に向かっている。距離は片道約45kmだ。

 私の脚力だと日帰り行程では余裕が無いため、1泊行程にした。ホテルは平塚駅前のグランドホテル神奈川・平塚とした。

中原街道サイクリングルート 丸子橋から中原御殿まで
(GooGleマップより引用)

 

(2)主要ポイントの風景

  2022/11/19(土)~11/20(日)の日程でサイクリングした際の主要ポイントの風景を以下に示す。

 

丸子橋西詰(10:10 スタート地点)
 川崎側の丸子橋西詰は緩やかな下り坂の後に綱島街道中原街道のY分岐交差点がある。

 

 

 

 

自転車(10:10 スタート地点)
 自転車はパナソニックODR6だ。この自転車は、リアキャリア用のダボ穴があるのが気に入って購入したクロモリロードだ。私はPC等一式持って行くので荷物が大きい。
 今回初めてスマホホルダーを利用したが、使い慣れたGoogleマップが使えて便利だ。

 

 

相模川から見た富士山(13:22 41.4km地点)

 走行日が土曜日のためか、車が混んでいて快適なサイクリングとは言えない状況だった。中原街道(県道45号線)は、どうも生活道路になっているようで、週末は車で混雑しやすいようだ。

 40km走った後のご褒美は、以下の写真に示す富士山だ。湘南銀河大橋からうっすらと見える富士山は、東京で見る富士山よりも大きくで優雅に見えた。

 

四之宮の渡し(13:34 42.8km地点)

 家康も渡ったという四之宮の渡しだが、今は説明板があるだけだ。この説明板は、湘南銀河大橋を平塚側に渡って少し北側にずれた地点にある。

 

中原御殿跡(14:07 48.3kmゴール地点)

 遂に、中原小学校の中原御殿跡を示すゴール地点にたどり着いた! スタートしてから約4時間後のゴール。説明板によれば、家康は鷹狩りが好きだったようだ。

 

中原御林(14:31)

 この中原御林は、中原御殿の周囲が見渡しが良い芝地だったため、中原御殿を守るために家康が命じて植林したとのこと。

 

ホテル到着(15:00)

 宿泊するグランドホテル神奈川・平塚は、平塚駅の南側にあるビジネスホテルだ。今回は、政府の旅行支援を使って4000円安く泊まることが出来た。

 翌日(11/20)の復路に関する詳細は省略するが、川崎多摩川ラソンの交通規制が予定されていたため、サイクリングルートを国道1号線とした。また午後から雨の予報だったため、午前中に急いで帰宅した。

 

(3)走行まとめと反省

 今回は都合により、日程を週末としたため、車が渋滞する中でのサイクリングとなった。その反省も含めて、以下にまとめを記す。

1)神奈川県の中原街道(県道45号線)は、道幅が狭い割には週末は車が多いため、ウィークデイのサイクリングをおすすめする。

2)平塚にある中原御殿や四之宮の渡しなど説明板は、その場の江戸時代の状況を知る手がかりとして、一見の価値がある。

 

走行ルート2022/11/19 (BrytonActiveより引用)

 

走行実績データ2022/11/19

 

呑川サイクリング-源流から河口まで-

 東京都には、多摩川や江戸川などの大きな川だけでなく、①新河岸川、②上石神井川、③神田川、④古川(渋谷川)、⑤目黒川、⑥呑川などの6つの都市河川が流れている。[1] それらの都市河川のうち、私のマンションの近くを流れる呑川を、源流から河口までサイクリングしたので紹介する。

東京の6つの都市河川 (文献[1]より引用)

 

(1)サイクリングルート

 文献[1]によれば、以下に示すように、呑川の流れは5つに分かれていて、本流は深沢流れだという。そのため、深沢流れから河口まで呑川に沿って走ることにした。具体的には、最源流(桜新町1-41)に近い桜新町駅付近から河口まで走ることとした。

  1)深沢流れ:桜新町駅付近を源流とする呑川本流 ←今回走行

  2)駒沢支流:駒沢オリンピック公園付近を源流とする支流

  3)柿の木坂支流:環七付近の世田谷区と目黒区の区境を源流とする支流

  4)九品仏川:等々力駅付近から九品仏浄真寺を経由して流れる支流

  5)洗足流れ:洗足池を起点として本村橋付近で呑川に合流する支流

 

{2}主要ポイントの風景

 

サザエさん銅像
最源流(桜新町1-41)近くの桜新町駅に、サザエさん銅像がある。近くには、長谷川町子記念館もあるので、立ち寄ってみるのもよい。

 

 

 

 

国道246の新櫻橋付近
国道246と呑川が交錯しているのが新桜櫻橋だ。この新櫻橋から上流は暗渠になっている。国道246を挟んだ向こう側(南側)に呑川親水公園がある。

 

 

 

 

呑川親水公園
呑川親水公園は、国道246南側に呑川をまたぐ形で敷設されている。公園の犬と鳥の像は、ちょっとしたアクセントだ。
※鳥は、写真では見えないが、写真手前の金属製アーチの上にいる。

 

 

 

工大橋通路
この工大橋通路は東急目黒線大井町線を渡るための地下通路だ。自転車は降りて通行する。この通路の下流側出口付近に、九品仏川と呑川本流の合流地点がある。

 

 

 

スカム抑制装置
大平橋付近に設置されたこの装置は、空気泡の混じった水をジェット噴射することにより、悪臭や汚濁を抑制するために設置されているという。[1]

 

 

 

日本工学院専門学校付近
この付近は、呑川とJR京浜東北線が平行して走っている。この先はJR線下をくぐって蒲田の街の北側を京急蒲田に向かって走ることになる。

 

 

 

 

宝来橋付近
この付近に旧呑川の分岐点がある。旧呑川はたびたび洪水を起こしたため、現在の新呑川に水路を変えたとのこと。旧呑川は埋め立てられて、現在は緑道になっている。[1]

 

 

 

 

河口の看板
河口で呑川は海老取川に合流して、すぐに太平洋に流れ込む。

 

 

 

 

 

河口の風景
正面が海老取川。右側フェンスの向こう側は呑川だ。またこの河口から少し北側に行くと森ヶ崎浄水場がある。

 

 

 

 

{3}まとめ

 2022/9/28に実際に走行した。その呑川親水公園から河口までの走行ルートと走行実績データを以下に示す。

走行ルート2022/9/28 (Bryton Activeより引用)

 

 

走行実績データ




参考文献

[1]呑川の会編集「わたしたちの都市河川呑川」2022/3/20

 

BitClockのすすめ

 今回は、WiFi時計の一種で商品名「BitClock」という置き時計を紹介しようと思う。

 私は洗面台で洗顔する際は腕時計を外すので、時刻を確認するために洗面台に安い電池駆動の液晶の置き時計を置いて時間を確認していた。ところが、この置き時計が半年程度で、時間が2分程度遅くなり、また液晶表示の一部が欠けて使えなくなった。そのため、新しく置き時計を購入することとした。

 

(1)新しい置き時計への条件

 以前の時計が時刻が不正確だったので、新しい置き時計は時刻が正確であることを条件(a)とした。また洗面台のような水がかかる場所に商用電源100Vの電機製品を置きたくないため、電池駆動を条件(b)とした。

  (a)時刻が正確であること

  (b)電池駆動であること

 正確な時刻を得るには、電波時計が一般的だが、あいにく私のマンションの洗面所は窓から遠く、電波時計用の電波が届きにくいことが分かっている。そのため、WiFi環境でタイムサーバーを利用して時刻の正確性を確保するWiFi時計とすることにした。

 条件(b)も考慮して、電池駆動のWiFi時計を探すこととした。電池駆動のWiFi時計として唯一見つかったのが、今回紹介するBitClockだ。

 

(2)BitClockの購入と難点

 BitClockはアマゾンで6000円程度で入手することが出来た。購入後、WiFi設定は、「そーたとメイの工作」のホームページを参照することにより、問題なく出来た。

 しかしながら、いざ洗面台で使おうとすると、以下の難点があった。

 直方体のBitClockを洗面台に設置すると、視野角の関係で液晶パネルが見にくい。

 この難点の具体的状況を以下の写真に示す。この難点は、浅い角度で液晶パネルを見るため、液晶表示のコントラストが十分とれない事が原因のようだ。

 解決方法として、液晶パネルを正面から見えるようにBitClockを斜め置きすれば良いと思われた。

垂直に置いたBitClock(液晶パネルが見にくい)


(3)BitClockの斜め置き

 BitClockの斜め置きの方法だが、フォトスタンドなどで良くあるようなスタンドを手持ちの金具で作ることにした。用いた金具は、A4ファイルの綴じ金具を以下の写真のように折り曲げて使用した。

 

自作のスタンド
スタンドはA4ファイルの綴じ金具を折り曲げ加工して作成した。

 

 

 

 

 

BitClockと自作スタンド
真横から見た状況

 

 

 

 

 

 

液晶表示画面
斜め置きだと、時刻表示が明確

 

 

 

 

 

 

全体風景

時刻の視認性が良い感じ

 

 

 

 

 

(4)まとめ

 今回紹介したBitClockは10月20日に使い始めてから、本記事の執筆時点で1ヶ月以上経過したが、特に問題なく稼働している。また時刻表示も正確で、満足している。BitClockについて、今回分かったことや特徴を以下にまとめておく。

 1)電池駆動のWiFi置き時計

 2)垂直の時刻表示パネルの視認性の悪い難点は、自作スタンドで解決できる

 3)時刻表示パネルは、液晶電極が見えるなど、くせがあるデザイン

 総括すると、誰にでもお勧めできる商品ではないが、設置条件や好みがツボにはまれば、有効かつ有益な商品と思う。

鳥取すごいライド2022と鳥取観光

 10月は、グランフォンドピナレロ八ヶ岳2022に引き続き、鳥取すごいライド2022に参加した。せっかく鳥取まで行くので、妻と共に観光することにした。今回は、その観光とライドの両方について報告する。
 長文のため、お急ぎの方は以下の目次を活用して関心のある箇所をご覧ください。

 

 

 

(1)鳥取すごいライド2022について

 鳥取すごいライド2022は、ロングコース(115km)とショートコース(55km)があるが、ロングコースを選択した。ロングコースは、距離は115kmあるものの獲得標高は1059mと比較的穏やかだ。以下にグーグルマップを利用したコースマップを示す。

 

(2)ライドを走ってみて

 以下にSTRAVAの実走マップを示す。最大の難所は、AS1(浦富海岸遊覧船のりば)とAS2(殿ダム記念広場)の間の峠越えだ。この峠越えは、午前中のまだ元気がある時のヒルクライムなので対応しやすかった。AS2付近の殿ダムは景観が素晴らしく、印象的だった。

 私の脚力だと、ランチはAS4(75.5km地点)でしたいところだが、AS4がスィーツ等の補給食中心なので、海鮮丼のあるAS5まで行くことにした。何とか13時前(12:38)にAS5に到着することが出来て、海鮮丼のランチとなった。

(3)ライド風景 

 以下に、私が撮った写真を中心にして、各ポイントの風景を示す。


ゴール付近(ライド前日2022/10/15)
 ライド前日受付のため、宿泊したモナークホテル鳥取からスタート地点の賀露市場までの約9kmを試走した。
 ライド前日はこのエアアーチがあったのだが、ライド当日は何故か無かった!

 


浦富海岸(20.8km)
 ライド当日、AS1通過後の浦富海岸の風景。日本海の景色が美しい。

 

 

 

 

 


殿ダム(47.8km)
 岩を積み上げた殿ダムの景色が美しい。岩だけで水を堰き止められるのが何か不思議な感じがする。

 

 

私のライド風景 (撮影場所不明)
 鳥取すごいライド2022の鳥取市公式HPで見つけた写真。今回私が着用したウクライナ応援ジャージが効を奏したかも?! また参加者の一人から「ウクライナ応援ジャージが素晴らしい」と褒められた。着た甲斐があった!!

 

 


湖山池(109.3km)
 湖山池を望む展望スポットで、最近ロードバイクを始めたという男性に撮影してもらった。

 

 

 

(4)ライドまとめ

 今回の鳥取すごいライド2022について、以下に、良い点と悪い点を含む感想まとめと、走行まとめを示す。

 

感想まとめ

1)鳥取すごいライド2022は、浦富海岸や殿ダム等の素晴らしい景色があり、獲得標高も比較的低いため、中級サイクリストが楽しめるコースとなっている。

2)エイドステーション(ASと略す)のレイアウトが不親切だ。難所の峠を含む区間(AS1~AS2)は30kmもありしんどいが、後半区間(AS5~AS6)は7kmしかない。これは私の憶測だがAS運営を協賛企業に丸投げしているように思える。

 

走行まとめ

 

 

(5)鳥取観光

5-1)日程について

 今回の鳥取観光&ライドの4泊5日の日程表を以下に示す。移動は飛行機とレンタカーだ。自転車は、キャスター付きのエアロコンフォートで梱包して、飛行機やレンタカーに搭載する。自転車携行の国内移動は、私の経験上これが一番便利だ。

日程表

 

5-2)現地写真いろいろ

 

レンタカーとエアロコンフォート
 レンタカーはタントだった。助手席が多少窮屈だが、何とかエアロコンフォートを搭載できた。

 

 

 

 

テルモナーク鳥取
 ホテルの通用口だ。近くに立体駐車場があるが、自転車組み立て保管のため、この通用口近くにレンタカーを駐車させてもらった。

 

 

 

天球丸(鳥取城址公園)
 天球丸と呼ばれる石組みが珍しいので、実物を是非見たいと思っていた。天球丸の目的は、防御ではなく石垣が崩れるのを防止するための巻き石と呼ばれる対策の一つとのことだ。

 

 

鳥取砂丘
 馬の背と呼ばれる第二砂丘列の絶壁の砂だ。砂なので怪我しないと思うが、この絶壁を駆け下りるは怖くて出来なかった。

 

 

 

砂の美術館
 現在の展示はエジプト編で、世界中のアーティストが作った砂像が展示されている。写真は「アクアンアテン王とその家族」と題するロシアの作家(Dmitrii Klimenko)の作である。

 

 

青島から見た湖山池
 青島展望台から見た湖山池の風景。対岸は鳥取空港などがあり、その向こうは日本海だ。

 

 

白兎神社の白ウサギ
 白兎神社の本殿へ登る階段に飾られている白ウサギの石像がかわいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すなばコーヒーとうさぎ焼き
 白兎神社近くの道の駅で、すなばコーヒーとうさぎ焼きで休憩。

 

 

 

 

 

日本料理「淳」の夕食
 モナークホテル鳥取近くの日本料理「淳」で食べた子持ちあゆの塩焼き。淳は値段は高めだが、料理が良いのでお勧めだ。

 

 

 

石破二郎像
 鳥取県知事を15年務めた石破二郎氏の像。鳥取駅近くの公園にある。地元民に愛されていたようだ。石破茂氏は、石破二郎氏の長男。

 

 

 

 

(6)細かな問題とその対応策

 今回の鳥取行きに際しては、いろいろと細かな問題が発生して困った。今後のこともあるので、それらを整理して教訓として以下にまとめておく。

 

6-1)政府の旅行支援の適用

 今回の旅行は、政府の旅行支援適用の期間内だが、予約したじゃらんは変更不可となっていて適用出来なかった。そのため、ホテルモナーク鳥取に電話確認したが、予約がじゃらんなのでじゃらんで手続きしてくださいと言われてしまい、八方塞がりとなった。

 政府の旅行支援を適用は、一旦キャンセルして再予約すべし!

 

6-2)羽田駐車場

 出発2週間前の9月末に羽田駐車場を予約しようとしたところ、民間駐車場も含めて予約不可だった。そのため、やむなくワゴンタクシーを使うことになった。羽田空港駐車場は1ヶ月前から予約可能だが、予約可能になった30日前に即予約が埋まる状況だった。

 ハイシーズンの羽田駐車場の予約は、遅くとも1ヶ月以上前に予約すべし!

 

6-3)機内預け荷物

 今回、機内預けする自転車を格納したエアロコンフォートの中に入れた潤滑剤CRC556とギア潤滑剤AZblc-004が安全検査で取り上げられそうになった。慌てて空港のコインロッカーに格納するということで決着したが、鳥取には持ち込むことが出来なかった。

 潤滑剤は、出発前にギアやチェーンに塗布すべし!

 潤滑剤等の危険物は、飛行機には乗せないこと!

 

6-4)レンタカー

 今回初めて利用したオリックスレンタカーのミスで、私の妻と私に別々に車のキーが渡されていた。私たちはそのことに気づかずに発車して、30分経過後にレンタカーからの電話で初めて車のキーが2つあることに気づいた。しかも一つのキーは別の車のキーで他の利用者がキーが無いため車に乗れず待っているとのことだ。そのため、空港まで引き返すことになり、1時間程度の時間ロスが生じた。

 これは明らかにレンタカー側のミスだが、当方が二つのキーを所持していることに気づかなかった点は不注意だった。

 レンタカーは、キー数を確認すべし!

 

 

グランフォンドピナレロ八ヶ岳2022

 

 3年前に衝動買いしたカーボンバイクがピナレロ製なので、前からピナレロを冠したサイクルイベントに出てみたいと思っていたところ、「グランフォンドピナレロ八ヶ岳」の情報をキャッチしたので、参加してみた。

 

(1)サイクルイベント概要

 「グランフォンドピナレロ八ヶ岳」は、3年ぶりの開催とのことだが、今年は「信玄棒道」等のオフロードコースのグラベル区間を追加して走る「グラベルフォンド」と通常の舗装路を走る「グランフォンド」が選ぶことができる。

 今回私は、舗装路のグランフォンド(ロングライドコース105km、獲得標高2200m)を選択した。ロングライドコースは、「清里の森」を出発して北杜市を2重のコの字形で回る起伏の多いコースだ。

ロングライドコースマップ(Googleマップ)

 

(2)ライドに参加してみて

 2泊3日の行程で、ライドの前日(10/1)に東京から清里へ車で移動して、受付を済ませた後、清里の森の近くのペンション(バーク清里)に前泊した。ライド当日(10/2)も、同じペンションに宿泊して、ライド翌日(10/3)に車で帰京した。

 実際のライドは、意外にピナレロ以外のバイクでの参加も多くて、必ずしも全てピナレロではない。また、私と同様なシニアの人と話をする機会があったのだが、3年前にも参加したので今回参加したとのことで、リピーターも多い印象だ。

 ロングライドコースは全行程105km、獲得標高2200mで、とにかく登りが多くて疲れるコースだった。最大の難所は、後半の上り坂で特に海岸寺付近の激坂だ。

 

(3)ライド風景 2022/10/2(日)

 以下に、PhotoCreateの撮影した写真も含めて各ポイントでのライド風景を示す。

 

 

東沢大橋付近(7:38)

 最初はまだ元気で、快調に飛ばしていた。今回、ウクライナ応援ジャージを着たのだが、誰も気づかなかった。残念!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八ヶ岳を望む(9:05)

 当日は晴れて八ヶ岳がよく見えた。ちょっと前の9月3連休の天気がイマイチだったので、今回はラッキーだった。

 

 

 

須玉町上津金付近(14:27)

 この後、登坂が始まる。海岸寺までの激坂は速度10kmh以下で走行。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清里の森ゴール(16:31)

 やっとゴール到着。17時のタイムアウトギリギリで、体ボロボロですが、「完走」の満足感。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペンションバーク清里(17:00)

 宿泊しているバーク清里に到着。お疲れ様でしたー。

 

 

 

(4)走行記録まとめ(2022/10/2)

 以下に「走行記録まとめ」を示す。メインサイコン(Rider750)において、スタートから最初のエイドステーションまで記録されなかったため、サブのサイコン(Rider420)の記録を参照して数字を算出した。一部の数値は推定だが、大きな誤差はないと思う。