私がずっと目標としてきた自転車イベントとして、佐渡ロングライドがある。しかし、佐渡ロングライドは、去年(2020年)も今年(2021年)も中止となってしまった。そこで思いついたのが、今回の企画「佐渡自主ロングライド」である。自主的に佐渡ロングライドのコースを走る企画である。
実際の走行日程は、今年の延期開催予定日だった10月10日に近い10月8日(金)とした。また私は佐渡島が初めてということもあり、妻も同行してちょっぴり観光も楽しんだ。そこで今回のブログでは、佐渡自主ロングライドについて書き、次回は佐渡島の観光について書こうと思う。
(1)コース設定について
自主的に佐渡島一周するとなると、適切なコース設定が重要ポイントとなる。そのため、中止となった佐渡ロングライド2020のコースマップを参考にして、コース設定を行った。できる限りオリジナルのエイドステーション(AS)近くに休憩所を設定し、コースマップはGoogleマップを利用して作成した。
コース設定で重要と思われる留意事項を以下に示す。
1)スタート/ゴールポイントについて
今回の自主ロングライドでは、スタート・ゴール地点をオリジナルコースと同じ河原田小学校とすると、ウィークデイの早朝や夕方に小学校付近をうろつく怪しいおじさんになってしまうので、残念ながら取りやめた。その代わり、スタート・ゴール地点を宿泊ホテルとした。宿泊ホテルは、オリジナルコースのスタート地点の川原田小学校に近い「国際佐渡観光ホテル」だ。
2)両津BSと昼食について
オリジナルコースでは両津で昼食することになっているため、自主ロングライドでも、両津で昼食とした。実際の両津BSは、道の駅「あいぽーと佐渡」として、タイム計測地点とした。ただし道の駅では弁当販売がないので、両津街中のコンビニ(ハーティウッズ)でおにぎりを調達して、加茂湖畔で喫食した。
3)ASなどの休憩場所について
自主ロングライドでは、ASの給水サービスの代わりに、なるべく自販機がありそうな商店や公会堂をASとして設定した。
(2)リザルト
以下に、リザルト表とガーミンの走行マップを示す。両津を過ぎた後半は、体力が持たずバテバテだったので、残念ながら全所要時間は12Hを超えてしまった。本来のイベントなら完走させてもらえなかったかもしれないが、そこは自主ロングライドの強みで完走。ラッキー!!
リザルト表中の平均移動速度(AMV)は、経過時間から休憩などの停止時間を差し引いた移動時間を用いて計算した平均速度であり、実際に移動中の平均速度を示している。
(3)主なポイント
印象に残った地点について写真に基づいて紹介したいと思う。
佐和田海岸(前日)
きれいな砂浜の佐和田海岸は、オリジナルコースのスタート・ゴール地点だ。右の写真は、前日に下見したときにちょうど夕日が水平線に沈むのがあまりきれいだったので撮った一枚だ。
スタート地点 国際佐渡観光ホテル前
T=0h0m、D=0km
当日(2021/10/8)の出発直前に、ホテル前で撮った写真だ。
オリジナルコース スタート標識
T=0h9m、D=3.32km
右の写真は、実際のオリジナルコースのスタート・ゴール地点となる標識だ。佐和田海岸沿いの道路に設置されている。
Z坂(跳坂)
T=2h52m、D=59.7km
横から見るとZ字になっているため、通称「Z坂」、正式名称「跳坂」と呼ばれる上り坂だ。ちょっときついが何とか登れた。
大野亀
T=3h17m、D=60.42km
大野亀は、巨大な一枚岩だ。この岩を前にすると、自分という人間の小ささや無力さを感じてしまう圧倒感がある。
両津(道の駅あいぽーと佐渡)
T=5h16m、D=104.81km
両津では、道の駅をチェックポイントとして、トイレ等を使った。ただし、道の駅は弁当販売がないので、両津街中のコンビニ(ハーティウッズ)で調達して、加茂湖畔で喫食した。 この道の駅では、現在開催中のサイクルイベント2つが紹介された。しかし私は、「2兎を追う者1兎も得ず」のことわざ通り、当初の計画通り、この自主ロングライドを継続走行することとした。
参考までに、現在開催中の2つのサイクルイベントを以下に示す。
佐渡ロングライド トライヤル
サドイチ CYCLEBALL(右写真)
多田海浜公園
T=8h2m、D=141.24km
多田海浜公園は通りからすこしだけ外れた目立たない小さな公園だ。トイレ休憩にちょうど良い。
佐渡汽船埠頭緑地
T=9h24m、D=164.29km
「小木みなと公園」と思い込んで休憩したが、実際には「佐渡汽船埠頭緑地」だった。現地のどこにも「小木みなと公園」という看板が見当たらないので、場所を間違えているのではという不安はあった。やはり初めて行く場所は、よほど事前調査しないとダメだ。
素浜海水浴場
T=11h15m、D=186.72km
この「素浜海水浴場」についたときに、この場所が「羽茂素浜海岸」と思い込んでしまったのが失敗だった。
この思い込みのため、この後にルートを間違えて激坂を上る羽目に陥って足を削られてしまった。今回遅れた大きな要因だ。
ゴール地点 国際佐渡観光ホテル前
T=12h50m、D=210.68km
体ボロボロのゴール。実際の時刻は18:37だった。その後お風呂に入って、ホテルの夕飯(19:40)に間に合った。
自分に、お疲れ様ー!!
(4)まとめ
1)今回の佐渡自主ロングライドのように、既存イベントのコースを自主的に一人で走っても、それなりに楽しむことが出来る。
2)ルート間違いを発生させないためには、十分に時間をかけた詳細な事前調査が必要である。