マイペースチャリダーが行く

ちょうど古稀を迎えた理系チャリダーのブログです。

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秋葉原ライドと懐かしい電気街巡り

 今年GW前半に、秋葉原までサイクリングしたり、秋葉原の電気街を散歩した。オーディオ少年やPC自作おじさんだった私にとっては、秋葉原はなじみがある街だが、コロナ以降、足が遠ざかっていた。

 今回の記事では、秋葉原ライドとともに、私がランドマークとしている店について紹介しようと思う。

 

(1)秋葉原ライド

 私の秋葉原までのルートは、ほぼ一直線に北上するルートで、秋葉原ライドと呼んでいる。以下にルート概要を示す。都心部を日比谷通り(神田橋交差点以北は本郷通り)で走るこのルートは、応用範囲が広く、田町、浜松町、新橋、有楽町、東京駅、神田、お茶の水等の各駅周辺に自転車でアプローチ可能だ。

 

ルート概要

 a)自宅近くの東急ストア上池台店から旗の台を通り抜けサイゼリア旗の台店へ

 b)サイゼリアから中原街道をまっすぐ北上し五反田を通り抜けて高輪台へ

 c)高輪台から高輪付近を北上し慶応通りを経由して日比谷通り芝三丁目交差点へ

 d)日比谷通り芝三丁目から大手町を通過し、小川町交差点で右折し靖国通りへ

 e)すぐに淡路町交差点で左折すると秋葉原近くの神田明神下交差点に到着

 

5/3秋葉原ライド(往路)結果

 距離=15.5km、移動時間=43分33秒、AMV(平均移動速度)=21.3km/h

 上記で、移動時間とは、信号などで停止している時間を差し引いた正味の移動時間だ。実際の所要時間は54分だった。 AMV(平均移動速度)は、移動時間で計算した平均速度で、私はAMV(=Average Moving Velocity)と呼んでいる。

 本当は復路の結果も紹介したかったが、サイコンの記録スイッチを押すのを忘れるという大ボケをやってしまった!!

 

(2)懐かしい電気街巡り

1)総武線高架下と神田明神通りの間

JR秋葉原駅から中央通りを渡ると、この地区になる。

 

ラジオデパート

いろいろな小さな店がテナントとして入居している。真空管などのアナログ系パーツが必要な場合、頼りになる。

 

 

 

 

 

 

浜田電機

この店はSDカードが安い。私は秋葉原でのSDカード購入はココに決めている。

 

 

 

 

 

 

千石電商

デジタル系の小物パーツの店。

 

 

 

 

 

 

 

 

秋月電子

様々な電子キットがあるので、例えば子供の夏休みの工作などに買うのもアリの店。いつもがんばっている感がある。

 

 

 

 

 

 

旧東映テクノハウス跡

ここには、東映テクノハウスというPCパーツ等の店があった。2020年5月にラジオデパートに移転したとのこと。S62年開店から33年で店舗移転となった。(文献1)

 

 

 


旧ラオックスコンピュータ館

1995年のWindows95移行、日本のPC業界を牽引してきた販売店だったが、2007年に閉店。私もショックを受けた。現在はフィギュアやキャラクターグッズの雑居ビルだ。(文献2)(文献3)

 

 

 

 

2)ジャンク通り・パーツ通り

 上記1)の地区から神田明神通りを渡ると、このジャンク通り・パーツ通りの地区となる。PC用パーツを扱う店が主に集まっている地区だ。


ドスパラ本店

PCバーツやガレリアと呼ぶPCブランドの店。以前はT-Zoneだったが、2011年にドスパラに移行した。(文献4)

 

 

 

 

 

 

旧クレバリー店跡地

上記ドスパラ本店の対面あたりに、クレバリー1号店~3号店というPCパーツショップがあり、私はPCパーツを購入した覚えがある。ドスパラやTwoTopに比べて、親しみ安い店員が好印象だった。(文献5)

 

 


旧TwoTop本店

現在はユニットコムが経営する「パソコン工房」となっているが、PC自作の場合に必ずチェックする店の一つだ。(文献6)

 

 

 

 

 

 

旧ZOA秋葉原本店

ジャンク通りの外れにあり、「秋葉原で2番目に安い店」というキャッチフレーズで意外なものが安い店だった。現在はハードオフになっている。(文献7)

 

 

 

 

 

 

コンピュエース

コネクタ付きケーブルや変換コネクタの安い店だ。まだ健在のようだ。

 

 

 

 

 

 

3)中央通り沿い

 

ツクモeX

PC自作の全部品を階毎に区分して販売しているので、購入しやすい。当初の経営は「九十九電機」だったが、2009年にヤマダデンキ子会社になった。(文献8)

 

 

 

 

旧ヤマギワ東京本店

ここに建っていたヤマギワ東京本店は2005年閉店。ヤマギワ東京本店はオーディオや照明インテリアなどの高級店だった。私が中学生の頃、ヤマギワでレコードプレーヤーを購入するため、福井から父親と上京したのを覚えている。今は平凡なBICカメラだ。(文献9)

 

 

肉の万世 万世橋本店
「万世おまえもか!」
何と今年3月末で閉店だった。今回の散歩では、ココでランチしようと思っていたが、当てが外れた。
確かに若者には入りにくいし、私みたいなおじ(い)さんも滅多にこないので、閉店も無理ないかも!?(文献10)

 

 

 

 

4)JR秋葉原中央改札

ヨドバシ秋秋葉原

言わずと知れたヨドバシ。この店が出来てから人の流れが変わってしまった。普通の人はヨドバシに行けば事足れり」となったため、電気街に行くのはアニメ・フィギュアオタクとPC自作派などに限定されるようになった。(文献11)

 

 

 

5)その他 神田明神下

 

ダイナミックオーディオ5555

高級オーディオを専門とする店で、一階は高級ヘッドフォンが並んでいるので普通の人でも気軽に入りやすい。私は2020年3月に、中級アンプとスピーカを購入した。

 

 

 

(3)終わりに

 今回あらためて、秋葉原で私がランドマークとしている店を振り返ってみたが、2005年(ヤマギワ撤退、ヨドバシ開店)~2007年(ラオックスコンピュータ館閉店)に潮目が変わって、秋葉原は電気街からアニメ・オタクの聖地へ移行したことが分かった。

 オーディオ少年やPC自作おじさんだった私としては、悲しい状況ではあるが、秋葉原の電気街は絶滅危惧種となっている現実を受けとめる必要がありそうだ。

 

参考文献

(1)2020/4/4 AKIBA PC Hotline「テクノハウス東映が5月末に店舗を移転、昭和62年オープンのPCパーツショップ」

(2)2007/9/20 ASCII 「「ラオックス・ザ・コン館」が本日閉店!シャッターを見つめる人々からは「ありがとう」と拍手が!」

(3)2007/9/26 PCwatch「時代を背負ったラオックス ザ・コンピュータ館が閉じた日」

(4)Wikipedia「T-ZONE」

(5)2012/2/27 ITmedia PCUSER「クレバリー1号店、15年の歴史に幕 「まあ、今後も続きますから……」

(6)Wikipedia 「ユニットコム」

(7)2015/3/2 ITmedia PCUSER 「ZOA秋葉原本店の閉店に「仕方ないけどやっぱり寂しい」――アキバの反応まとめ」

(8)2009/1/6 PCwatch 「ヤマダ電機、九十九電機の事業を譲り受けへ」

(9)2005/5/20 ASCII 「ヤマギワ東京本店ビルの解体開始! 新本店にはマクドナルドも?」

(10)2024/2/20 朝日新聞 「「肉の万世」秋葉原本店が閉店へ 「またこの地に戻ってきたい」」

(11)2005/8/19 PCWatch 「ヨドバシカメラ、「マルチメディアAKIBA」9月16日開店」