東京都には、多摩川や江戸川などの大きな川だけでなく、①新河岸川、②上石神井川、③神田川、④古川(渋谷川)、⑤目黒川、⑥呑川などの6つの都市河川が流れている。[1] それらの都市河川のうち、私のマンションの近くを流れる呑川を、源流から河口までサイクリングしたので紹介する。
(1)サイクリングルート
文献[1]によれば、以下に示すように、呑川の流れは5つに分かれていて、本流は深沢流れだという。そのため、深沢流れから河口まで呑川に沿って走ることにした。具体的には、最源流(桜新町1-41)に近い桜新町駅付近から河口まで走ることとした。
2)駒沢支流:駒沢オリンピック公園付近を源流とする支流
3)柿の木坂支流:環七付近の世田谷区と目黒区の区境を源流とする支流
4)九品仏川:等々力駅付近から九品仏浄真寺を経由して流れる支流
5)洗足流れ:洗足池を起点として本村橋付近で呑川に合流する支流
{2}主要ポイントの風景
サザエさんの銅像
最源流(桜新町1-41)近くの桜新町駅に、サザエさん銅像がある。近くには、長谷川町子記念館もあるので、立ち寄ってみるのもよい。
国道246の新櫻橋付近
国道246と呑川が交錯しているのが新桜櫻橋だ。この新櫻橋から上流は暗渠になっている。国道246を挟んだ向こう側(南側)に呑川親水公園がある。
呑川親水公園
呑川親水公園は、国道246南側に呑川をまたぐ形で敷設されている。公園の犬と鳥の像は、ちょっとしたアクセントだ。
※鳥は、写真では見えないが、写真手前の金属製アーチの上にいる。
工大橋通路
この工大橋通路は東急目黒線と大井町線を渡るための地下通路だ。自転車は降りて通行する。この通路の下流側出口付近に、九品仏川と呑川本流の合流地点がある。
スカム抑制装置
大平橋付近に設置されたこの装置は、空気泡の混じった水をジェット噴射することにより、悪臭や汚濁を抑制するために設置されているという。[1]
日本工学院専門学校付近
この付近は、呑川とJR京浜東北線が平行して走っている。この先はJR線下をくぐって蒲田の街の北側を京急蒲田に向かって走ることになる。
宝来橋付近
この付近に旧呑川の分岐点がある。旧呑川はたびたび洪水を起こしたため、現在の新呑川に水路を変えたとのこと。旧呑川は埋め立てられて、現在は緑道になっている。[1]
河口の看板
河口で呑川は海老取川に合流して、すぐに太平洋に流れ込む。
河口の風景
正面が海老取川。右側フェンスの向こう側は呑川だ。またこの河口から少し北側に行くと森ヶ崎浄水場がある。
{3}まとめ
2022/9/28に実際に走行した。その呑川親水公園から河口までの走行ルートと走行実績データを以下に示す。
参考文献
[1]呑川の会編集「わたしたちの都市河川呑川」2022/3/20