マイペースチャリダーが行く

ちょうど古稀を迎えた理系チャリダーのブログです。

「自転車の車輪の転がり抵抗について-1」はこちら

自主富山湾岸サイクリング2024

  今年4月21日に富山湾岸サイクリング2024が開催されたが、私は先約のため参加出来なかった。そこで私は、いつか富山湾岸を走ってみたいと思っていたこともあり、富山応援の意味も込めて、自主的に富山湾岸サイクリングすることにした。

 

(1)富山湾岸サイクリングルート(往路)

 今回の走行コースは、富山湾岸サイクリング2024の120kmコース(文献1)を基本とした。すなわち氷見を出発して、富山湾沿いに走行し、魚津を往路ゴールとした。ただし、自主サイクリングなので軽微な修正して、スタート地点は、比美之江公園ではなくトイレが使えるファミマ氷見漁港前店とし、往路ゴールは魚津埋没林博物館に変更した。また、新湊大橋は迂回せずに歩行者通路を押し歩き(450m)で渡ることにした。この新湊大橋の渡り方は、ゆりりこさんのYouTube(文献2)を参考にした。

 また途中のほたるいかミュージアムで、この時期だけ見れるほたるいか蛍光を見るため、1時間程度立ち寄った。

 

(2)富山湾岸サイクリングルート(復路)

 復路のコースは、以下に示す様に、往路ゴール付近の蜃気楼展望の丘をスタート地点として、往路コースをほぼ逆戻りするコースだ。ただし新湊大橋付近は、県営の無料の渡し船で対岸に渡ることにした。(文献2) また、ゴール近くの雨晴海岸の道の駅で小休止した。

 

(3)旅行日程

 今回は2泊3日の弾丸ツアーとなった。旅行日程と記号表記による輪行分類を下表に示す。輪行方法は、エアロコンフォートというケースを用いて自転車を梱包し、飛行機とレンタカーを利用する輪行だ。この輪行方法は、最も体に負担が少ないので、私は気に入っている。

 

(4)サイクリング前日(5/10)

 サイクリング前日の観光などの写真を以下に示す。

 

富山空港着陸寸前(11:02)
 富山空港は、日本で唯一の河川敷にある空港として知られている。富山空港着陸寸前に眼下に見えているのは神通川だ。

 

 

 

 

 

 

レンタカーNBoxの荷室
(11:42)
 空港で借りたNBoxにエアロコンフォート3.0を搭載した状況。荷室はまだ余裕がある。

 

 

 

 

 

 

 

氷見道の駅(13:15)
 レンタカーで空港から氷見の道の駅に到着。ここでランチ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ランチ(13:40)
 氷見道の駅「三喜」で海鮮丼をいただく。付け合わせも含めて、おいしいの一言に尽きる。

 

 

 

 

 

 

たきの荘
 初日14時頃、たきの荘にチェックイン。
 たきの荘は素泊まりだが、道の駅が徒歩5分なので、食事やお風呂は道の駅で済ませた。
※掲載写真は2日目朝に撮影した写真

 

 

 

 


たきの荘の部屋(14:24)
 今回の一人旅には、部屋の広さは十分だ。これで夕食が付いていれば、文句ないのだが・・・。

 

 

 

 

 

 

氷見市潮風ギャラリー(15:27)
 自転車を組み立て後、氷見市内を見物した。藤子不二雄A氏が氷見市出身なので、このギャラリーは藤子不二雄の「忍者はっとり君」「笑うセールスマン」などが展示されている。

 

 

 

 

 

からくり時計(16:01)
 忍者はっとり君のからくり時計。毎正時動作のため、16時ちょうどに撮影。

 

 

 

 

 


比美之江公園展望台(16:25)
 この撮影は新しく購入したオリンパスTG-7のリモート撮影に初挑戦したため、緊張して表情が暗くなってしまった。何とか撮影出来たので、本当はもっと喜ぶべきでした!

 

 

 

 

道路の段差(18:43)
 たきの荘近くの比美之江大橋の北詰の歩道の段差。今回の能登地震の影響と思われる、このような段差がところどころにあるが、一応補修されているので自転車走行上、大きな問題はない。

 

 

 

 

(5)自主富山湾岸サイクリング当日(5/11)

 サイクリング当日(5/11)の写真を示す。

 

魚市場食堂(7:24)
 朝6:30から営業しているという魚市場食堂で朝食。

 

 

 

 

 

 

 

 

朝食(7:36)
 サイクリングのエネルギーを充填するため、朝から豪快に刺身定食を食べた!

 

 

 

 

 

 

 

魚市場(7:50)
 朝食後、魚市場食堂(2F)から出ると、魚市場が活況だ!

 

 

 

 

 

 

スタート(8:17)
 ファミマ(氷見漁港前店)をスタート。コンビニは補給やトイレが便利なので個人サイクリングのスタートには最適。
 自転車はパナソニックODR6で国内ツーリングに使っているクロモリ車だ。ツーリング時はリアキャリア装備だが、今回は外している。

 

 

富山湾岸ロード(8:19)
 氷見付近の富山湾岸ロード(=漁り火ロード)は、水面の上に立山連峰があってあたかも湖の周りを走っているような感覚になる。また当日は風もなく、全くのサイクリング日和だった。

 

JR雨晴駅(8:34)
 スタートしてまもなく、JR氷見線の雨晴駅に到着。「雨晴(あまはらし)」という名前が珍しいので、帰宅後に調べたら、義経ゆかりとのことでビックリ!!

 

 

 

 

 

女岩(8:38)
 雨晴海岸の女岩で記念撮影。この日は土曜日だったが、早朝なので誰もいない。

 

 

 

 

 

 

新港大橋(西側エレベータ入口より撮影、9:19)

 射水市の新湊大橋は、エレベータと歩行者通路があるので、自転車を押して歩けば通行可能だった。

 

ホタルイカ(11:34)
 滑川のほたるいかミュージアムを見学。5月はホタルイカのシーズンなので、ホタルイカの蛍光ショーを見学できた。
 この写真はホタルイカにさわれる水槽。実際にホタルイカに触ってみたら、メチャ柔らかい!!
 ここで、ホタルイカハンバーガのランチ。

 

 

米騒動モニュメント(12:25)
 魚津は大正時代の米騒動の発端の地。1918年に魚津の女性達が、米倉から米の搬出中止を求めた米騒動のモニュメントがサイクリング道路沿いにあった。
 この後、魚津埋没林博物館に到達し、往路ゴール(12:33)

 

 

 

 

復路スタート(13:01)
 復路は、魚津の蜃気楼展望の丘の護岸壁をスタート。
 この護岸壁では、蜃気楼を撮影しようとする多数のマニアがいた。

 

 

 

 

 

サイクリング道路(13:43)
 出発して40分程度走って水分補給したポイント。サイクリング道路の雰囲気はこんな感じ。山も海も美しい!!

 

 

 

 

 

 

新湊大橋の渡し船(14:43)
 復路は、新湊大橋を渡し船で対岸に渡った。県営なので無料、しかも自転車はそのまま搭載可能なので、ありがたい。

 

 

 

 

 

 

 

渡し船から観た新湊大橋(14:44)
 渡し船からの新湊大橋も美しい。特に波も無く穏やかな海面が印象的だ。

 

 

 

 

 

 

 

新湊港線 越の潟駅(14:49)
 対岸の渡し船乗り場の近くにある新湊港線の越ノ潟駅だ。渡し船と連絡しているらしく、直ぐに電車が発車した。

 

 

 

 

 

 

復路ゴール(16:20)
 往路スタート地点のファミマ氷見漁港前店に到着。祝ゴール!!

 

 

 

 

 

(6)最終日(5/12)

 最終日の写真を以下に示す。

 

 

番屋亭 朝食(8:05)
 最終日は、氷見道の駅の定番食堂「番屋」で朝食。この写真の「ばんや朝食」で1100円という安さ!!

 

 

 

 

比美之江公園から見た唐島(9:44)

 最終日の朝に、富山湾の風景を撮影。1枚の写真では、海と立山連峰の美しさを伝えるのが難しいので、以下の写真はパノラマ合成だ。



(7)自主富山湾岸サイクリングまとめ

 今回は天候にも恵まれて、富山湾は完全になぎ(無風)で海面がなめらかで、かつ遙か彼方に立山連峰も見えるので、まるで湖の湖畔道路を走っているような感覚で、非常に快適にサイクリングすることが出来た。

 今回の富山湾岸ロードは、サイクリング道路としてまずまず整備されている。青いコース案内表示の間隔が広すぎるという問題点はあるものの、それ以外はあまり問題は無く、総じて走りやすいサイクリング道路と思う。

 また今回は、サイクイベントのコースに沿って自主的にサイクリングする、自主サイクリングは、佐渡自主ロングライドに続いて2回目だったが、自主サイクリングならではの良さがあることが分かったので、以下にまとめておく。

 

自主サイクリングの特長

 1)コースを軽微修正することで、自分に合うように最適化できる。

 2)コース途上の観光ポイントに、自由に立ち寄ることが可能。

 3)チェックポイントの門限がないため、自分の脚力に相談しながら走れる。

 

 最後に今回の走行記録を以下に示す。往路と復路のいずれも、平均移動速度(実際の走行時間で計算した平均速度)が20km/hを超えているので、私としては満足だ。

 

参考文献

(1)富山湾岸サイクリング2024 Ride with GPS HP 120kmコース

(2)ゆりりこさんYouTube「西側ルート【富山湾岸サイクリングコース】富山駅⇆新湊大橋」

秋葉原ライドと懐かしい電気街巡り

 今年GW前半に、秋葉原までサイクリングしたり、秋葉原の電気街を散歩した。オーディオ少年やPC自作おじさんだった私にとっては、秋葉原はなじみがある街だが、コロナ以降、足が遠ざかっていた。

 今回の記事では、秋葉原ライドとともに、私がランドマークとしている店について紹介しようと思う。

 

(1)秋葉原ライド

 私の秋葉原までのルートは、ほぼ一直線に北上するルートで、秋葉原ライドと呼んでいる。以下にルート概要を示す。都心部を日比谷通り(神田橋交差点以北は本郷通り)で走るこのルートは、応用範囲が広く、田町、浜松町、新橋、有楽町、東京駅、神田、お茶の水等の各駅周辺に自転車でアプローチ可能だ。

 

ルート概要

 a)自宅近くの東急ストア上池台店から旗の台を通り抜けサイゼリア旗の台店へ

 b)サイゼリアから中原街道をまっすぐ北上し五反田を通り抜けて高輪台へ

 c)高輪台から高輪付近を北上し慶応通りを経由して日比谷通り芝三丁目交差点へ

 d)日比谷通り芝三丁目から大手町を通過し、小川町交差点で右折し靖国通りへ

 e)すぐに淡路町交差点で左折すると秋葉原近くの神田明神下交差点に到着

 

5/3秋葉原ライド(往路)結果

 距離=15.5km、移動時間=43分33秒、AMV(平均移動速度)=21.3km/h

 上記で、移動時間とは、信号などで停止している時間を差し引いた正味の移動時間だ。実際の所要時間は54分だった。 AMV(平均移動速度)は、移動時間で計算した平均速度で、私はAMV(=Average Moving Velocity)と呼んでいる。

 本当は復路の結果も紹介したかったが、サイコンの記録スイッチを押すのを忘れるという大ボケをやってしまった!!

 

(2)懐かしい電気街巡り

1)総武線高架下と神田明神通りの間

JR秋葉原駅から中央通りを渡ると、この地区になる。

 

ラジオデパート

いろいろな小さな店がテナントとして入居している。真空管などのアナログ系パーツが必要な場合、頼りになる。

 

 

 

 

 

 

浜田電機

この店はSDカードが安い。私は秋葉原でのSDカード購入はココに決めている。

 

 

 

 

 

 

千石電商

デジタル系の小物パーツの店。

 

 

 

 

 

 

 

 

秋月電子

様々な電子キットがあるので、例えば子供の夏休みの工作などに買うのもアリの店。いつもがんばっている感がある。

 

 

 

 

 

 

旧東映テクノハウス跡

ここには、東映テクノハウスというPCパーツ等の店があった。2020年5月にラジオデパートに移転したとのこと。S62年開店から33年で店舗移転となった。(文献1)

 

 

 


旧ラオックスコンピュータ館

1995年のWindows95移行、日本のPC業界を牽引してきた販売店だったが、2007年に閉店。私もショックを受けた。現在はフィギュアやキャラクターグッズの雑居ビルだ。(文献2)(文献3)

 

 

 

 

2)ジャンク通り・パーツ通り

 上記1)の地区から神田明神通りを渡ると、このジャンク通り・パーツ通りの地区となる。PC用パーツを扱う店が主に集まっている地区だ。


ドスパラ本店

PCバーツやガレリアと呼ぶPCブランドの店。以前はT-Zoneだったが、2011年にドスパラに移行した。(文献4)

 

 

 

 

 

 

旧クレバリー店跡地

上記ドスパラ本店の対面あたりに、クレバリー1号店~3号店というPCパーツショップがあり、私はPCパーツを購入した覚えがある。ドスパラやTwoTopに比べて、親しみ安い店員が好印象だった。(文献5)

 

 


旧TwoTop本店

現在はユニットコムが経営する「パソコン工房」となっているが、PC自作の場合に必ずチェックする店の一つだ。(文献6)

 

 

 

 

 

 

旧ZOA秋葉原本店

ジャンク通りの外れにあり、「秋葉原で2番目に安い店」というキャッチフレーズで意外なものが安い店だった。現在はハードオフになっている。(文献7)

 

 

 

 

 

 

コンピュエース

コネクタ付きケーブルや変換コネクタの安い店だ。まだ健在のようだ。

 

 

 

 

 

 

3)中央通り沿い

 

ツクモeX

PC自作の全部品を階毎に区分して販売しているので、購入しやすい。当初の経営は「九十九電機」だったが、2009年にヤマダデンキ子会社になった。(文献8)

 

 

 

 

旧ヤマギワ東京本店

ここに建っていたヤマギワ東京本店は2005年閉店。ヤマギワ東京本店はオーディオや照明インテリアなどの高級店だった。私が中学生の頃、ヤマギワでレコードプレーヤーを購入するため、福井から父親と上京したのを覚えている。今は平凡なBICカメラだ。(文献9)

 

 

肉の万世 万世橋本店
「万世おまえもか!」
何と今年3月末で閉店だった。今回の散歩では、ココでランチしようと思っていたが、当てが外れた。
確かに若者には入りにくいし、私みたいなおじ(い)さんも滅多にこないので、閉店も無理ないかも!?(文献10)

 

 

 

 

4)JR秋葉原中央改札

ヨドバシ秋秋葉原

言わずと知れたヨドバシ。この店が出来てから人の流れが変わってしまった。普通の人はヨドバシに行けば事足れり」となったため、電気街に行くのはアニメ・フィギュアオタクとPC自作派などに限定されるようになった。(文献11)

 

 

 

5)その他 神田明神下

 

ダイナミックオーディオ5555

高級オーディオを専門とする店で、一階は高級ヘッドフォンが並んでいるので普通の人でも気軽に入りやすい。私は2020年3月に、中級アンプとスピーカを購入した。

 

 

 

(3)終わりに

 今回あらためて、秋葉原で私がランドマークとしている店を振り返ってみたが、2005年(ヤマギワ撤退、ヨドバシ開店)~2007年(ラオックスコンピュータ館閉店)に潮目が変わって、秋葉原は電気街からアニメ・オタクの聖地へ移行したことが分かった。

 オーディオ少年やPC自作おじさんだった私としては、悲しい状況ではあるが、秋葉原の電気街は絶滅危惧種となっている現実を受けとめる必要がありそうだ。

 

参考文献

(1)2020/4/4 AKIBA PC Hotline「テクノハウス東映が5月末に店舗を移転、昭和62年オープンのPCパーツショップ」

(2)2007/9/20 ASCII 「「ラオックス・ザ・コン館」が本日閉店!シャッターを見つめる人々からは「ありがとう」と拍手が!」

(3)2007/9/26 PCwatch「時代を背負ったラオックス ザ・コンピュータ館が閉じた日」

(4)Wikipedia「T-ZONE」

(5)2012/2/27 ITmedia PCUSER「クレバリー1号店、15年の歴史に幕 「まあ、今後も続きますから……」

(6)Wikipedia 「ユニットコム」

(7)2015/3/2 ITmedia PCUSER 「ZOA秋葉原本店の閉店に「仕方ないけどやっぱり寂しい」――アキバの反応まとめ」

(8)2009/1/6 PCwatch 「ヤマダ電機、九十九電機の事業を譲り受けへ」

(9)2005/5/20 ASCII 「ヤマギワ東京本店ビルの解体開始! 新本店にはマクドナルドも?」

(10)2024/2/20 朝日新聞 「「肉の万世」秋葉原本店が閉店へ 「またこの地に戻ってきたい」」

(11)2005/8/19 PCWatch 「ヨドバシカメラ、「マルチメディアAKIBA」9月16日開店」

シューズONが歩きやすい理由

 今回記事では、私がウォーキング用に使っているシューズONについて紹介しようと思う。また、その歩きやすい理由について検討してみた。

 

 シューズON「クラウド5」の外観

 

 

(1)シューズONについて

 ONはスイスのランニングシューズブランドで、クラウドテックという技術を用いて、雲の上のような履き心地がウリのメーカだ。

 私のONとの出会いは、過去記事(文献1)で紹介したように、内反小趾の治療のために通った整足院で勧められたのがきっかけだった。当初は内反小趾対策として散歩専用だったが、今はほとんど全ての外出で利用している。

 ONについては、サブトレウォッチ(文献2)でも紹介されているが、私が考えるシューズONの特長は以下のとおり。

シューズONの特長

 1)ソールの弾力が大きく、高級な絨毯の上を歩くような感覚で、楽に歩ける。

 2)足の甲を絞っているためか、くつサイズをあまり気にせずに履ける。

 3)靴紐不要の設計なので、脱着が簡単。

 特長だけだと、公正さに欠けるので、難点と思われる点についても、以下に示す。

シューズONの難点

 1)ONの基本形は防水仕様でないため、雨の日は内部に水が浸入しやすい。

 2)防水仕様のシューズもあるが、少し蒸れやすい。

 3)在庫のある実店舗が少ないため、試着しての購入がやや困難。

 

(2)シューズONの買い換え

 2021年に最初に購入したシューズONが、老朽化が目立ってきたため、買い換えることにした。2021年は整足院で購入したのだが、買い換えは、店頭で自由に商品を選んで購入したいと考えてONに問い合わせると、店頭在庫がある近くの店は直営店「OnTokyo」(原宿キャットストリート)とのこと。

 原宿ならば、東京観光ボランティアの原宿または渋谷の活動日に行けるぞということで、4月5日(金)に開店10分前にお店に行った。しかしながらこの日はインバウンドの海外客の長蛇の列に巻き込まれたため、購入は断念。

 4月19日(土)に再チャレンジ。今度は、開店11時の30分前にお店に到達。この日は何とか11時開店と同時に入店出来た。入店したら、商品のある2階に向かう。お目当てのクラウドと名の付く商品だけで、30種類以上あるので、店員にウォーキング用の標準的な機種を尋ねたところ、クラウド5とその防水機種(クラウド5ウォータープルーフ)とのこと。非防水か防水のどちらにするか悩んだが、蒸れるのを避けるためこれまでと同様な非防水の機種「クラウド5」を購入することにした。色は自己主張の少ないオールブラックでお値段は17380円也。めでたしめでたし!!

 

(3)シューズONが歩きやすい理由

 今回、シューズONが歩きやすい理由について考察してみた。シューズON、特に私が購入したクラウド5の特徴はソールのゴム形状だ。靴底には、中空パイプ形状のゴムが整然と並んでいる。これらのゴムは、以下の写真に示すように、左右2列で縦方向に8段、全体で16ブロック構成になっている。

 

「クラウド5」の靴底形状

 

 この特徴的な靴底形状による効果を単純化して考察するために、以下に示す検討モデルで考察した。

検討モデル

1)ゴムは、つま先側の前方ゴムと、かかと側の後方ゴムの2つと仮定する。

2)歩き方は、かかとで着地した後、つま先で蹴る方式を仮定する。

 

 

 

 

 

a)無負荷状態

 肌色部分はシューズと足が一体化した状態を表しており、灰色は関節部分。この図は、シューズや足には力が加わっていない無負荷状態を示している。

 

 

 

 

b)かかと着地

 この図はかかとが地面に着地して、後方ゴムがつぶれた状態を示している。

 

 

 

 

 

c)足全体着地

 この図は、足全体が着地した状態。後方ゴムの反発力でかかとを持ち上げる力(赤色)が作用し、そのモーメントにより、つま先の前方ゴムをつぶす力(青色)を増強する効果がある。

 

 

 

d)つま先引き上げ

 つま先引き上げにおいては、後方ゴムは完全に無負荷状態になっている。前方ゴムは反発力(赤色)が発生して、つま先引き上げる力を増強する効果がある。

 

 

(e)考察のまとめ

 上記モデルでは、独立して配置された2つのゴムが時間差をもって反発力を発生させることにより、それぞれの反発力が、くつを回転させて前方ゴムに力を伝搬させたり、くつの引き上げる力を増強したりして、より少ない力で歩けるようになると考えられる。

 実際のクラウド5は2列8段の16ブロック構成で、より複雑だが、さらに細かな時間差で反発力が作用して、歩く力をアシストするものと考えている。

 このように、独立したゴムの反発力が時間差をもって作用することにより、歩くのをアシストするため歩きやすいと考える。勝手ながら、私はこのモデルを反発力時間差モデルと命名した。

 

(4)シューズの反発力に関する過去の検討事例の調査

 実は、上記考察の前に、シューズにおける反発力利用に関する過去の検討事例をWEB調査した。

 調査の結果、シューズの反発力利用で有名な事例は、2017年にナイキが発売した厚底シューズ(ズームヴェイパーフライ4%)だ。(文献3)(文献4) ナイキの厚底シューズの登場以来、マラソン界ではシューズ戦争が繰り広げられている。

 例えば、望月修氏は円形靴底の場合、かかと着地した反発力のモーメントにより推進力に転換されると説明している。(文献5)

 一方、園原健弘氏は厚底シューズが効果的な走法は、フォアフィット走法という、つま先が着地する走法においてのみ、反発力が前方への推進力に転換されるという。一方、足中央部やかかと着地の走法は厚底シューズの恩恵が得られない。(文献6)

 調査の結果、過去の検討事例では、どちらかというとシューズを単一の反発点として扱い、そこからの反発力の方向によって、得られる推進力によってランニングが増強される説明が主流だと分かった。

 今回私が提案した反発力時間差モデルは、シューズが複数の反発点(=ゴム)で構成されていて、それぞれが時間差をもって反発力を作用することにより推進力が得られる点がポイントだ。

 

(5)最後に

 今回は、ランニングやウォーキングに門外漢の私が、ずうずうしくも新しいモデルを提案してしまった。私が今回提案したモデルは、いろいろ問題もあると思うが、読者諸氏のご批判・ご指摘を仰ぎたいと思う。

 一方、メーカ等の専門家の皆様は、企業秘密の壁などで、なかなかメカニズム公表は難しい側面があると思うが、定性的な分かりやすい説明を要望して、本記事のしめくくりとする。

 

 

参考文献

(1)2022/5/26 マイペースチャリダーが行く「サイクリストと健康 注意すべきポイント-2」

(2)2024/2/23 サブトレウォッチ「Onスニーカーの評判は?一体何がそんなに人気なの?驚きの真実をご紹介!」

(3)2020/2/1 スポーツ栄養WEB「長距離用厚底シューズ「ヴェイパーフライ」はなぜ速い? 科学的根拠を探る」

(4)2019/10 J.SportsSci. Vol37 Isuue20 pp.2367-2373, "Running economy, mechanics, and marathon racing shoes" (Abstractのみ確認)

(5)2023/3/31 望月修著「眠れなくなるほど面白い 図解 すごい物理の話」pp.62-65

(6)2021/4/15発表、2023/12/1更新 ULLR MAG、園原健弘「すべての人が厚底を履きこなせるわけではない?走法から考える理想のシューズ選び」

70歳からのサイクリングのポイント「TGK」

 私は2023年9月にちょうど70歳になったのを記念して、ホノルルセンチェリーライド2023を走ったことは、過去記事で紹介した。今回の記事では、70歳台シニアサイクリストとして、私が考えたサイクリングを継続するためのポイント「TGK」について紹介しようと思う。

 

ホノルルセンチェリーライド2023記念撮影(筆者)



(0)はじめに

 私が60歳台のころは、体力の衰えが顕著になる70歳になったらサイクリングを止めてジョギングやマラソン等のランニング系への趣味の移行を思い描いていた。

 しかしながら、絶対続けるべきという友人のアドバイスもあり、またランニングは膝への負担がかかるという負の側面も分かるにつれて、70歳台もサイクリングを継続しようという気持ちになってきた。

 そこで、70歳台もサイクリングを継続するにあたって、自戒もこめて、サイクリング継続のためのポイント「TGK」を考えてみたので、以下に紹介する。

 

(1)"T"「楽しく」

 Tは「楽しく」を追求するということだ。

 私の場合、サイクルイベントやサイクルトレーニングでは、必ず自分にご褒美を準備することにしている。サイクルイベントで遠征するならば、必ずイベント会場近くの旅館やホテルで前泊・後泊分を予約する。絶対に駐車場の車中泊は避けたい。また自走でイベント地まで移動するのも体力消耗するので、主に飛行機とレンタカーを利用して移動する。とにかくイベント以外については、自分に甘くして、快適かつ楽しいサイクリングイベントとする。

 ZWIFTを用いた自宅でのサイクリングトレーニングだったら、その後は必ずホットミルクと甘い御菓子を食べてお風呂に入るようなプログラムとする。

 私は、自分の脳にサイクリング=楽しいという感覚を埋め込むことが非常に重要と思っている。些細なことだが、サイクリングジャージを選ぶにしても少しでも心躍る、テンションが上がる色やデザインのものを着たり選んだりする。

 またコース選定についても、むやみに長距離や獲得標高の高いコースは選択せず、自分の実力に見合った楽しめるコースを選定した方が、私はやる気が出る。

 結局「楽しく」というのは、自分のサイクリングを継続する気力を維持するための方法論なので、どんなに些細な事でも、自分の気持ちが上がる方向を選択していくと言うのが大事だ。

 

(2)"G"「がんばらない」

 70歳以降は「がんばらない」が特に重要と思う。多くのサイクリストはストイックに自分を追い込んでがんばってしまう人が多いが、70歳を超えてくると、確実に体力的に衰えてくるので、むやみにがんばるのは禁物だ。

 私が「マイペースチャリダー」と称して、他人との競争には無関心でいようとする立場で、これまでサイクリングに取り組んできた。例えば、順位は気にせず、完走のみを目的として、先頭集団を走るなどは全く考えないようにしている。

 しかしながら、過去の自分との比較については、別で、自分のベストレコードとか過去の自分との比較については、大いに関心があると言っていい。しかしこれからは、過去の自分と競争するのやめて、70歳の自分の体力レベルを受け入れる事が重要と思っている。その体力の衰えを受け入れながら、出来る限り衰えないようにサイクリングで体力維持に努めるのが大事だ。70歳になっても、ベストレコードを更新するのは、無理があるし、辛いことではあるが、自分の立ち位置を認めていくのが重要と思っている。

 少し話はそれるが、私の心房細動についても、完治は難しいと言うことが分かってきたので、この病気と共に生きることを覚悟している。

 

(3)"K"「けちらない」

 趣味に使うお金については、ハードに金をかけたら、それと同等以上にソフトに金をかけるべきというのが、私のポリシーだ。

 例えば、「最上級の自転車(ハード)は買ったが、ほとんど乗らないで使わなかった」などというのは論外だ。PCで言えば、ハード(PC)と同等くらいのソフトを購入すべきだし、オーディオで言えば、ハード機材(スピーカ等)と同等以上にソフト(CD等)にお金をかけるべきと思う。

 自転車で言えば、ハード(自転車)と同等以上に、ソフト=サイクルイベントなどに参加するための遠征費用などにお金を使ってよいと思っている。もちろん、自分の財力の限界を超えて散財する必要はないが、可能な範囲でプチ贅沢を楽しんで良いと思う。私の場合、例えば、行った先でのグルメや観光を楽しむとか、記念ジャージを購入するとか、サイクルイベントの業者撮影の写真を購入するとか、ささやかな贅沢を楽しんでいる。

 

(4)先達の知恵

 70歳サイクリストは何も私が初めてではない。そこで、先人の知恵に学ぶため、「長尾藤三」氏の「70歳のロードバイク」(文献1)という本を買って読んでみた。

 この本の2章「レベルダウン講座」では、「必要以上にがんばらない」が説かれていた。また6章「70男が想うこと」では、「勝負にこだわらない、無理しない、気持ちいいなのレベル」というスポーツに対するスタンスが説かれている。

 長尾氏の「がんばらない」「無理しない」は、私の「TGK」と整合した考え方なので、私の考え方がそんなに間違ってはいないことが確認出来て「やっぱりね」という感想だった。

 

(5)まとめ

 今回記事では、70歳台シニアサイクリストとして、サイクリングを継続するためのポイント「TGK」を紹介した。考えてみると私が60歳台のときは、T「楽しく」とK「けちらない」を重視してきたが、70歳台になるとG「がんばらない」を追加することになった。これはあくまでも私のポイントなので、採用の是非はみなさまご自身で判断していただきたいと思う。以下にTGKの意味を再掲して締めくくりとする。

  T=楽しく

  G=がんばらない

  K=けちらない

 

参考文献

(1)2011/11/18 長尾藤三著「70歳のロードバイク

 

ZWIFTアバターに影あった?! (追記版)

 最近ZWIFT用PCを交換したら、ZWIFTのアバターの影が動いて、びっくり! それで調べてみたら、どうもPC能力に応じて、影の表現や解像度、フレームレートが変わってくるとのこと。文献1文献2

 いろいろと知ってしまうと、むらむらと理系の探究心が出てきて、これまでZWIFT用に使っていたPCとフレームレートを調べてみたので、報告する。

 

(1)ZWIFT用PCを交換した理由

 私の従来のZWIFT用PCは、とにかくwindowsが動けば良いとの考えから、私がこれまで使っていたメインPCのお下がりの古いPCが多かった。ところが、ZWIFT中にプチフリーズすることがあり、長い場合は1分程度フリーズしてしまって、一緒に走っていたライダーが遙かかなたに走り去ってしまうという悲劇もあった。

 その後、時間の長いフリーズは、背景で動くwindowsアップデートのためと分かったので、ZWIFT開始の1時間前にPCを立ち上げて、windowsアップデートの有無を確認して、もしもアップデートがある場合には、アップデート停止ボタンを押して、ZWIFTが終わるまではアップデートさせない対策で、ZWIFTする毎日だった。

 このような時間のかかるZWIFT立ち上げに嫌気がさして、新規にZWIFT用PCを購入することとした。ZWIFT専用はもったいないので、そのPCは私のメインPCのバックアップ機としても位置づけることとした。

 

(2)ZWIFT用PCの選定

  PC候補として、最終的に5機種に絞り込んだ。絞り込んだ条件は、以下に示す。これらの条件は、主に私のメインPCが万一ダウンした場合のバックアップ機の必要条件となっている。

 

・ノートブックPC  ←メインPCのバックアップとしては可搬性を重視

・windows11実装済  ←wondowsマシンの前提

・SDカードドライブ付  ←個人データ格納ドライブとして利用

・価格は20万円以下  ←予算です

・CPUのPassmark(M)が17000以上  ←現在のメインPCと同等以上

 

 以下に、絞り込んだ5機種の比較表を以下に示す。最下行(灰色アミガケ行)は現在の私のメインPCで、昨年7月に購入したmouse製のクリエイター向けブランドDAIV4Pだ。

 5候補から最終選定したのは、表中の黄色アミガケしたASUSのVivobook 16Xだ。エントリー向けグラフィックボードRTX3050を搭載しており、しかもクーポンで安価に買えるのが決め手となった。

ZWIFT用PCの検討表  (2024年2月)

注記)Passmark(M)は文献33Dmark文献4を参考

 

 

(3)ZWIFTをやってみて

 新しく導入したVivobookでZWIFTした回数は、まだ3回とわずかだが、アバターに影が表示されたのには驚いた。従来のアバターの影は、ぼんやりあるものの、特に意識することは無かった。今回導入のPCでは、はっきりとした影が出現し、しかもそれがアバターの動きに応じて影も動くのだ。

 

(4)フレームレートの検討

  PCとZWIFT表示の関係をもう少し詳しく調べるため、私のZWIFTライドでのフレームレートと3Dmarkとの関係を検討することにした。

 ZWIFTのフレームレート分析に用いるZwiftalizerの使い方は文献5を参考にした。Zwiftalizerは、ZWIFTのログファイルを分析することにより、過去のZWIFTライドのフレームレートを計測できるサイトだ。

 一方の3Dmarkは、3Dグラフィック評価の定番ソフトで、文献6文献7を参考にして、実際に私のPCに3Dmark(Demo無料版)をインストールし、Time-Spyを実行して、3Dmarkスコアを計測した。

 検討結果を下表に示す。最上段のLavieG-Mは私が2020年にZWIFTを立ち上げた際に利用したPCで、過去記事(文献9)で紹介した。一方、最下段のVivobook16Xは、今回導入の最新鋭のZWIFT用PCだ。 ←この段落を追記(2024/4/8)

 

 3Dmarkは指標が多いので少し分かりにくいが、例えば、3DmarkのtotalスコアとZWIFTのフレームレートを比較すると、正の相関はあるが、きれいな正比例でないことが分かる。このような関係は、Gaphic test1やGaphic test2のフレームレートの結果についても同様だ。

 この理由は、ZWIFTが自動的に決めているプロファイルが関係していると思われる。vivobookのプロファイルはultraだが、他のPCはbasicだ。このプロファイルの違いにより、アバターの影の有無が決まり、CPU負荷も変化するので、フレームレートと3Dmarkスコアがきれいな正比例とならないと考えられる。

 これは私の勝手な推測だが、ZWIFTがプロファイルを変更せずに例えばすべてbasicプロファイルにしてしまうと、今回用いたようなグラフィック高性能PCではフレームレートが200fps以上になり、危険かつ無意味なフレームレートになる可能性がある。そのような事態を避けるため、グラフィックが高性能なPCに対しては、アバターの影表示などの適度に負荷をかけて適切なフレームレートにすることを狙ったものと推測する。

 

(5)終わりに

 今回のZWIFT用PC導入で、少し欲が出てきてしまった。今後は、文献8等を参考にして、4K画像のZWIFTライドに挑戦したいと思う。

 

 

参考文献

(1)2021/1/4 EMUSpeedClub’s blog 「B級Zwifter、大画面4kを夢見る。」 

(2)2021/8/16 チャリで100万キロ 「Zwift愛が急成長:ゲームPCでZwiftするメリットとデメリット」

(3)2024/3/23 PCrecommended2024「CPU性能比較表」

(4)2023/9/22 The比較 「Ryzen 7 7730U、Ryzen 5 7530Uのベンチマーク」

(5)2024/1/15 室内自転車乗りのライドログ「Zwiftalizerの使い方:Zwiftのログを解析してくれるサービス」

(6)窓の杜 「3Dmark」

(7)4Gamerネット 「UL Benchmark 3Dmark」

(8)2023/5/1 室内自転車乗りのライドログ「Zwift用の4K高画質安定環境を構築するメモ:2023年上旬版」

(9)2020/5/11 マイペースチャリダーが行く「サイクルトレーナーの導入記 その3」

 

 

大崎下島から見た来島海峡大橋

 前記事とびしま海道オレンジライド2024について報告したが、今回は、その補足として、大崎下島から見た来島海峡大橋について、報告する。

 

(1)はじめに

 とびしま海道オレンジライド2024に行く前に、大崎下島から来島海峡大橋が見えるか疑問だったので調べてみると、大崎下島の一峰寺山展望台から来島海峡大橋が見えたとの文献(1)があった。しかし、とびしま海道オレンジライドコースの海岸沿いから見えるという確かな証拠は得られなかった。

 私はコースを逸脱して一峰寺山までヒルクライムする余力はないので、ダメ元で大崎下島の海岸沿いで来島海峡大橋付近の写真を撮影することにした。

 実際にズーム機能を使って何枚か写真を撮ったものの、はっきりと来島海峡大橋を確認出来なかったので、前記事の取りまとめでは、その写真について失念していた。ところが、前記事公表後に写真を改めて確認すると、来島海峡大橋を確認出来たので、前記事の補足として、今回報告することにした。

 

(2)来島海峡大橋の映像

 

 かなりぼやけてはいるが、来島海峡大橋らしい5本の橋脚が撮影されている。この写真のEXIFの位置情報から分かった撮影ポイントを以下のGoogleマップ文献(2)に示す。撮影ポイントは、大崎下島の御手洗地区の少し南で、Googleマップによると、来島海峡大橋までの距離は約13.6kmだった。

 

 


(3)あとがき

 今回、大崎下島の海岸沿いから、望遠鏡やズーム機能のあるカメラがあれば来島海峡大橋が見えることが分かった。このことは、より来島海峡に近い岡村島の海岸でも同様に見えると思われる。

 みなさまが大崎下島または岡村島に行く場合には、参考にして頂ければと思う。

 

参考文献

(1)2011/12/16 瀬戸内の山歩き「一峰寺山の眺望(大崎下島)」

(2)Googleマップ34°10'27.4"N 132°52'03.7"E

とびしま海道オレンジライドと呉・江田島観光

 今年2月4日に開催された「とびしまオレンジライド2024」に夫婦で参加した。サイクリングだけではもったいないので、呉と江田島も観光した。本記事は、それらについて紹介する。

 

(1)とびしまオレンジライド2024について

 とびしまオレンジライド2024では、私が「とびしま90km」に、妻は「オレンジ50km」にエントリーした。私のエントリーした「とびしま90km」は5つの島を飛び石の如く次々に渡るので、変化に富んだ風景が楽しめるコースだ。

 「とびしま90km」コースを以下のGoogleマップで示す。図中、①はAS1までのルート、②はAS2までのルート、③はAS3までのルート、④はゴールまでのルートをそれぞれ示している。コースは海岸線を走る平坦基調だ。ただし、橋へのアプローチは登りとなるため、獲得標高1057m(公表値)となっている。

 

 

(2)ライドを走ってみて

 「とびしま90km」は、やはり比較的平坦だった。また当日は曇っていたが、心配された雨が降らなかったので、走りやすかった。しかし前半は西側からの向かい風モードのため、スピードを出しにくかったものの、全体としては平均移動速度AMV(=停止時間を除いて計算した移動速度)23.5km/hという、まずまずの結果だった。

 

(3)ライド風景

 以下はライド前の集合写真。最前列中央の黄色いネクタイの人は、呉市長の新原様、その右側後方の青色ジャケットが筆者だ。(フォトクリエイト撮影)

 

 

スタート
(9:06 県民の浜)

9時開始のウェーブスタートで、私のスタートは9:06だった。写真中央の青色ジャケットが筆者だ。
(フォトクリエイト撮影)

 

 

 

蒲刈大橋(往路、9:25)
 スタート地点(県民の浜)のある上蒲刈島下蒲刈島の間の蒲刈大橋を走る風景。

 

 

 

 

 

 


豊島大橋付近(往路、10:49)
 豊島大橋を渡って大崎下島を走る筆者。
(フォトクリエイト撮影)

 

 

 

 

 

 

岡村大橋(往路、11:52)
(広島/愛媛の県境)

 岡村島に向かう岡村大橋の途中に、広島県愛媛県の県境がある。

 

 

 

 

 

 

岡村大橋(12:20)
 岡村島の一周途中で岡村大橋を撮影。のんびりした風景が広がっている。

 

 

 

 

 

 

御手洗地区の交番(12:39)
 大崎下島の歴史的建造物のある御手洗地区にあった交番。和風建築の交番は、堂々とした風格がある!

 

 

 

 

 

豊浜大橋(13:53)

 大崎下島と豊島を結ぶ豊浜大橋を南側から撮影。走っている時は何気ない橋だが、外から眺めると美しい。

 

 

豊島大橋(復路、13:53)
 この豊島大橋を渡って、上蒲刈島に渡ればゴールはもうすぐだ。

 

 

 

 

 

 

ゴール(14:04、88.2km)
 スタートした県民の浜に戻ってきて、思わずガッツポーズ!!
(フォトクリエイト撮影)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(4)走行まとめ

 とびしま海道オレンジライドのコースは、5つの島が橋でつながっていて、次々と変化に富んだ風景を楽しむことが出来た。ただし、途中でコンビニや売店がほとんどないので、コース途上の調達は期待できない。必要な補給食等は、島に渡る前に準備する必要がある。

 今回用いたサイコンは、BRYTON RiderS800だが、実際のとびしまライド時の設定が、何故だか誤まって室内バイクと設定されていたためにGPSデータが記録されなかった。そのため、時間データだけを採用して、距離データは、公式数値として平均速度や平均移動速度を算出した。以下に走行まとめを示す。

 

走行まとめ

 

(5)呉・江田島観光

5-1)輪行について

 今回の全体の日程表を以下に示す。輪行は飛行機とレンタカーだ。自転車はSCICON社製のエアロコンフォート(文献1)で梱包して、飛行機およびレンタカーに搭載して移動した。この輪行方法は、私が国内の遠距離の場合に特に好んで使っている方法だ。

 以下の黄色アミガケ表記は、輪行分類表記(文献2)だ。輪行方法を単純な記号で表記する方法で、私が提案した。関心のある方は、文献2を参照頂きたい。

日程表

 

5-2)現地写真いろいろ

 今回の旅行で、実は私がスマホを忘れるというハプニングがあった。原因は、羽田駐車場で自家用車からエアロコンフォートを車外に出す際に、スマホを荷室に落とした事に気づかなかったためだ。後日、羽田駐車場に駐車した自家用車からスマホが発見された。

 そのため、急遽セカンドスマホiPhoneを用いて、旅行中の連絡や写真撮影等をすることになった。このセカンドスマホは、本来はアップルウォッチのためにのみ利用するスマホで旅行バッグに入っていたのだが、その場しのぎには十分だった。

 それらの旅行写真を、以下に示す。

 


レンタカーの荷積み状況
(2/2 12:28)

 広島空港のニッポンレンタカーN-BOXを借りて、エアロコンフォートを荷室に積んだ状況だ。エアロコンフォートの荷崩れ防止のため、荷造り紐を使って取っ手に固定している。

 

 


穴子丼のランチ(2/2 12:57)
 山陽自動車道の小谷サービスエリアで食べた穴子丼のランチ。期待よりも穴子が小さかったが、まずまずだった。

 

 

 

 

 

 

潜水艦あきしお(2/2 15:50)
 海上自衛隊の呉資料館(てつのくじら館)の前にその迫力ある船体を見せている。

 当初私は模型と思っていたが、実物展示だった!今回は時間の関係で残念ながら見学出来なかったが、また機会があれば是非見学したい。

 

 

 

 

41cm主砲(2/2 15:56)
 こちらは呉市が運営する大和ミュージアムの屋外展示物の一つで、戦艦陸奥に搭載されていた主砲だ。砲弾の直径は41cmというが、砲身の根元の直径は1m以上ある巨大なものだ。

 

 

 

 

戦艦大和1/10模型
(2/2 16:12)

 大和ミュージアムの目玉展示の戦艦大和が、吹き抜け空間にどんと置かれていた。1/10でも全長26.3mだから迫力がある。

 

 

 

 

 

 

呉港の夕日(2/2 17:13)
 大和ミュージアムに隣接する呉港からの夕日がきれいだった。明日は、この呉港から江田島の小用港に向かう。

 

 

 

 

 

 

呉市のマンホール蓋
(2/2 17:34)

 大和ミュージアム近くで見つけたマンホール。このマンホールからは、戦艦大和への愛が伝わってくる。

 

 

 

 

海上自衛隊第1術科学校
幹部候補生学校校舎
(2/3 11:44)

 江田島には、海上自衛隊の訓練施設である第1術科学校があるので、見学した。写真は、幹部候補生の学校校舎で、遠くの玄関前に案内役の幹部候補生3人が立っている。手前は私を含む見学者だ。

 

 

 

松濤園と蒲刈大橋
(2/5 9:47)

 最終日(2/5)の午前中に、松濤園と蘭島閣美術館に行った。松濤園の石灯籠と蒲刈大橋が美しい。

 

 

 

 

 

 

 

蘭島閣美術館(2/5 9:48)
 蘭島閣美術館は、風格ある和風建築となっている。内部の絵画を見学した。

 

 

 

 

 

 

 

広島空港オイスターバー
(2/5 13:37)

 下蒲刈島からレンタカーで移動して広島空港に到着。羽田行きJALのチェックインを済ませて、遅い昼食をとった。牡蠣のポン酢で一杯。

 

 

 

 

(6)反省事項

 今回のライドと旅行では、スマホを忘れるハプニングやサイコンの誤設定があった。旅行にミスはつきものではあるものの、今後の反省と再発防止のため、反省点を以下にまとめておく。

(1)スマホは落下しやすいので、常にあるかどうかチェックする。また、落下する危険性が高い場合には、ズボンのポケットなど、より安全な収納場所に移動する。

(2)サイコンが室内モードになっている場合があるので、スタート前に電波の受信状況を確認する。

 

参考文献

[1]2023/1/22  当ブログ 「Aert Comfort3.0のすすめ」 

[2]2023/4/20 当ブログ 「輪行の分類と、記号表記法の提案」