マイペースチャリダーが行く

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「自転車の車輪の転がり抵抗について-1」はこちら

サイクリストと健康 注意すべきポイント-2

 2年前の記事「サイクリストが健康上で注意すべき3つのポイント」では、「前立腺」、「足の甲の疲労骨折」、「ランナー膝」について取り上げた。その後の私は、「不整脈」という大きな健康問題に直面したが、それに加えて、いくつかのマイナーな健康問題を経験している。本記事は、それらの健康問題について書こうと思う

 

(1)内反小趾

 2020年4月にコロナによる最初の緊急事態宣言が発出されたが、その頃私はサイクルトレーナーを導入して、バーチャルライドを楽しむようになった。その際に愛用した靴(シマノSH-XC900L、サイズ43.5)が私の足に合っていなかったようで、左足の小指が痛くなった。そのため、少し大きめの靴に変えたものの、なかなか痛みが収まらなかった。そこで去年(2021年)9月に、整形外科で診てもらったところ、左足の小指が内反小趾(曲げ角=15°)との診断だった。内反小趾とは、足の小指が内側に曲がってしまう足の変形症状で、曲がり角が10°以上だと内反小趾という診断になるようだ。

 整形外科が内反小趾の治療には消極的だったため、近所の整足院というところでテーピングを使って矯正することにした。2021年9月から2022年1月までの5ヶ月間で計12回テーピングによる矯正治療を行った結果、小指の変形自体が少なくなり、現時点では11°に改善した。

 その後は、以下に示すような対応方針として、特に大きな問題は発生していない。

   1)靴下はケアソクを使う。

   2)普段使いのスニーカーとして、ONクラウドスニーカーを利用する。

   3)サイクルシューズは、自分の足サイズに合ったものを使う。

 靴下については、当初は整足院が推奨する「ゆびのばソックス」を履いていたが、冬期にしもやけになりやすい等の問題もあり、現在は「ケアソク」を使っている。「ゆびのばソックス」と「ケアソク」の両方とも足の甲を締め付けるような絞りが入っていて、小指が外側に向く様に設計されている。現在使っている「ケアソク」は、靴下の先端部分に各指を分離する間仕切りがあるので、小指は薬指と重ならない設計だ。また、「ゆびのばソックス」のように各指が完全分離されていないので、さりげなく身につけることが出来る。

 スニーカーは、整足院が推奨するONクラウドスニーカーを購入したところ、気持ち良く歩けるので気に入っている。このスニーカーも、足の甲の部分を絞るような設計なので、歩く際に足指に力を入れやすいように思う。

 サイクルシューズについては、私の大きな足に合ったサイクルシューズがなかなか見つからなかったが、最近購入したシマノSH-MT701 BLKサイズ44は幅広の作りで気に入っている。

 

(2)開張足

 上記で述べた「内反小趾」にも関係するが、たまたま今年(2022年)2月に整体院に行ったところ、「開張足」と言われてしまった。私は昔から「偏平足」だと分かっていたのだが、それに加えて足の横方向にも「べた足」になっているようだ。

 「べた足」の場合、サイクリング時にクリートの真上の足裏が繰り返し圧縮応力を受けるため、足たこが出来やすくなる。現に私の足裏には、ちょうどクリートに該当する箇所に足たこが出来やすい症状があった。

 このような開張足の治療には、足裏を矯正する青竹踏みが良いと考えて、ネットを調べたところ、Ashirakuというアーチ形状の青竹踏みがあることが分かった。これを2個購入して、歯磨き時に洗面台の前に置いて、両足でAshirakuを縦踏みしている。歯磨き時に必ず青竹踏みするということで、日常生活の中でべた足を矯正する作戦だ。Ashirakuの実際の使用時のフィーリングは良いので、今後の改善効果を期待している。

 

 

 

 

 

 

 

 

(3)テニス肘

 今年(2022年)3月に出雲路センチェリーライド2021に参加したのだが、それ以降、右手の肘が微妙に痛くなった。具体的には、タオル等を絞る動作をすると右肘が痛くなるのだ。時間が経過すれば治る筋肉痛と考えて、1ヶ月程度は様子をみていたのだが、なかなか治らないので、5月上旬に整形外科で診てもらったところ「テニス肘」と診断された。

 テニス肘は、手首を曲げた状態で長時間にわたって力を入れているとなりやすいとのことだった。出雲路センチェリーライド2021の後半は、ばてばてで、少しでもスピードを出そうとして、下ハンドルを握って長時間運転した記憶がある。それが悪影響したのかもしれない。ハンドルは力まずに握ることが基本と思うが、どうもそれが出来なかったようだ。ちょっとショックだが仕方ない。

 現在、近所の整形外科において、消炎のための塗り薬(インテバンクリーム)とリハビリ治療(右肘のストレッチ)の両方で治療中だ。早期治癒を願っている。