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サイクリストと不整脈-心房細動発症とその経緯-

 今回の記事では、2020年7月に発覚した私の不整脈(心房細動)について、その発症と経緯について私の反省も含めて紹介したいと思う。特に私よりも若い世代の方々の何らかの参考になれば幸いと思う。

 なお、心房細動の治療については、私の治療が現在進行形で続いており、まだ確かなことは言えないため、機会を見て別記事にしたいと思う。

 

(1)2020年6月までの経緯

 心臓に過大な負担をかけないように、心拍数を計測しながらサイクリングすることは、サイクリストの基本動作の一つだと思うが、私もこれまで心拍数を計測できるスマートウォッチを活用して、実施してきた。私の年齢を以下の計算式に当てはめると、「最大心拍数」は150台となり、それ以下に心拍数を抑えることが必要となる。

 

最大心拍数=220-実年齢

 

 私の場合、スマートウォッチで計測して近くの多摩川サイクリングロードをトレーニングと称して、10km程度を全速力で走って、心拍数の推移も含めて記録をとってきた。実は心拍数が160以上になったことは2019年頃からときどき出ていたが、さほど深刻には受け取らず、注意しなければという程度だった。

 以下に、「最大心拍数」以上の高心拍数だったライド数と期間との関係を示す。このようなデータをとりまとめたのは、実は2020年7月1日の人間ドックで「心房細動」という診断が下った後のことである。

 

 

(2)2020年7月の診断

 2020年7月1日に東京共済病院で1日人間ドックを受診したところ、心房細動による不整脈が発覚し「心房細動」という病名をいただいてしまった。心房細動は、心臓の上の部分にあたる心房が細かく痙攣してしまうため、心臓を血液のポンプに例えるとポンプとしての機能が低下する症状となる。心房が痙攣すると血液が滞留して血栓ができやすくなるため脳梗塞等の原因となる。そのため、血栓を防ぐための血液さらさらの薬が処方されて、2020年7月1日以降、現在も服用している。

 

(3)反省と教訓

 私の場合、心拍数を計測していたものの、心臓の健康リスクに対して全く無知だったため、今回の「心房細動」というありがたくない病名をもらってしまった。今から考えれば、心拍数が「最大心拍数」以上に高くなった場合、どのように対応すべきかをあらかじめ決めておくべきだった。私の反省を込めた教訓を(4)に示す。

 

(4)教訓

「走行中の心拍数最大値が「最大心拍数」を超えた場合、あらかじめどうするか決めるべし」

 

例えば、以下の様に決めるべし。

「走行中の心拍数最大値が「最大心拍数」を超えるライドが複数回あるときは、

 そのライドの強度を下げるか、中止すべし」

 

「走行中の心拍数平均値が「最大心拍数」を超えるライドが複数回あるときは、

 そのライドは中止し、病院に相談すべし」