マイペースチャリダーが行く

ちょうど古稀を迎えた理系チャリダーのブログです。

「自転車の車輪の転がり抵抗について-1」はこちら

サイクルトレーナーの導入記 その1

 政府は、4月17日にコロナ対策の一環として一人あたり10万円の給付金を公表した。それを聞いた私は、私の貯金に給付金を追加すれば、以前から注目していたサイクルトレーナーTACX NEO 2T SMARTを買う絶好のチャンスと思って、速攻で買うことにした。具体的には、ちょうど在庫のあったネットショップ自転車館びーくるで4月17日深夜(=4月18日早朝)に発注してしまった。

 しかしながら、19日に納入されたサイクルトレーナーTACX NEO 2T SMARTには、簡単なハード説明とTACXアプリの説明と、ZWIFTとTACXプレミアムの各々1ヶ月の無料利用のコードが添付されているだけで、詳細な説明書は同梱されていない。そのため、私は様々なネット情報を参考にしながら、サイクルトレーナーの立ち上げに向けていろいろな体験と苦労を積み重ねることになった。それらの体験について、本ブログから数回に分けて、紹介したい。

 

(0)導入の流れ

 導入の流れは以下の通りである。次項から1番目の「スペースづくり」から述べる。   1)スペースづくり

  2)トレーナーにスプロケット取付

  3)トレーナーの据え付け

  4)PC準備とアプリインストール

  5)PCとトレーナーとの接続

 

(1)スペースづくり

 サイクルトレーナーは、以前息子が使っていた部屋を整理して設置することにした。机と本棚2本を廃棄することにして、家族の協力を得て部屋の整理を進めた。トレーナー設置には、最低でも、たたみ1畳のスペース(2m×1m程度)が必要になる。結果的には、2m×1.5m程度のスペースを確保した、以下の写真は、流れの最終段階であるが、トレーナーとPCを納めた収納家具とマットなどの全景写真である。


(2)トレーナーにスプロケット取付

 最初に、トレーナーに取り付けるためのスプロケットを新規に購入する必要がある。現在、ピナレロのGANについているスプロケットは、105用の11段ギアで11T-28Tだが、激坂のヒルクライムの際に、非力な私の足を少しでも助けるために、少し軽めの11T-30Tを実車走行では使うこととして、トレーナーは、現在後輪に付いているスプロケット11T-28Tを使い回すことにした。

 下表は、ケイデンス100の場合の各変速ギア選択時の速度を計算した表である。11T-28Tよりも、11T-30Tの方が後方ギアがロー(1~4段)での速度変化が大きくなっているので、登り足の助けになると思われる。


 スプロケットに加えて、スプロケットを取り外す工具も必要になる。工具は、ピナレロGANを購入したY'sRoad川崎店でサイクルトレーナーに関心があると言ったら、スプロケット外しの工具購入に勧められて、昨年のうちに買ってあった。使った工具は、以下の写真で左から、スプロケット外し(チェーンが付いた工具)、ロックリング、モンキーレンチ250mmである。


 後輪の旧スプロケット(11T-28T)取り外しと新スプロケット(11T-30T)の取付は、文献[1]を参考にして行った。取り外しには、かなりの力を要するが。何とか外すことが出来る。取付について、比較的簡単であった。

 私の作業のポイントは、スプロケット組立ては、極力ばらさないように心がけてそっとハブの溝に合わせて入れることである。スプロケット組立てを一旦ばらしてしまったら、素人の私では到底元に戻せないだろうと思う。

 最後に、これまで後輪についていたスプロケット(11T-28T)をトレーナーに取り付けるのであるが、この際には文献[2]に基づいて、スプロケット外しとロックリングの両方の工具を用いることで、簡単に取り付けることが出来る。

 

今回はここまでとして、次回は「(3)トレーナーの据え付け」から紹介したい。

 

参考文献

[1]旭サイクルベースHP 「スプロケットの交換」

[2]もっちゃんねる「【Zwift+ローラー台導入記3】苦節2時間!Tacx Neo Smart(Neo2もね)でZwiftできる環境を作った話を詳しくまとめてみた」