マイペースチャリダーが行く

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「自転車の車輪の転がり抵抗について-1」はこちら

サイクルトレーナーの導入記 その2

 前回から引き続き、サイクルトレーナーTACX NEO 2T SMARTの導入について紹介する。そもそもサイクルトレーナーとして、何故TACX NEO 2T SMARTを選んだかということだが、その理由を以下に示す。

■TACX NEO 2T SMARTを選んだ理由

1)私の住まいはマンションなので、特に振動や騒音について配慮が必要であり、2T含めたTACX NEO2スマートシリーズは、最も静音性の評価が高いこと。  逆に言うと、これで駄目なら他のどんなサイクルトレーナーも駄目と考えられること。

2)TACX NEO2スマート(2T含む)は、見た目が格好良いこと。特に、ハの字型に開いたスタンドが、まるでスターウォーズの戦艦(スターデストロイヤー)の印象があり、他の無骨なトレーナーとは一線を画すデザインであること。

 上記理由1)の静音性については、結果的に非常に満足している。特に利用者本人が気になるような騒音や振動は発生していない。その振動、騒音の抑制については、マットが重要な構成要素なので、それを含めて、今回は「トレーナーの据え付け」について紹介する。

 

(3)トレーナーの据え付け

 前回のブログ(1)項の「スペースづくり」において、今回確保したスペースは2×1.5m程度と述べたが、正確には、218cm×154cmである。そのレイアウト図と写真を以下に示す。

 

 防振、防音については、マットが重要な要素であるが、文献[1]で高評価のアルインコのマットEXP150を基本として使うこととした。確かに、アルインコのマットはしっかりした作りで信頼できるマットと思う。

 一方、サイクルシューズによる床面の傷防止のためには、もっと広い面積をカバーする必要がある。この床面保護のため、100均ダイソーが販売しているジョイントマットという30cm角のマット30枚を購入し、184cm×154cmの領域をカバーした。100均の商品ではあるが、意外にしっかりしていて、サイクルシューズの傷防止のほかにも防音防振の効果も少しは期待できそうだ。

 当初、TACX純正のトレイナーマット(173cm×74cm)を購入したが、あたりが悪かったのか商品幅が69cm程度と仕様サイズよりもかなり小さく、トレーナー(最大幅74cm)がはみ出してしまうため、利用はあきらめて返品した。

 もともとのサイクルトレーナーの静音性が高いせいもあると思うが、今回のこの設置レイアウトにより、かなり静音化が達成出来たと考えている。私の同居者に聞いても、特に防音上の問題は感じておらず、私が走っているときのうなり声の方がうるさいと言われてしまった。ただし、防振についてはまだ改善の余地があるとのこと。

 ということで、トレーナーの据え付け作業は、これでひとまず完了とする。なお、さらなる防振は、評価の高いグロータック社のブルカット2という防振ゴムを試してみて、その結果については別途報告する。

 

参考文献

[1]十三峠十三分切り「ローラー台マット7種比較!アルインコ『EXP150』VS ミノウラ『トレーニングマット4』」

 

【2020年5月23日追記】  防振ゴム(ブルカット2)を、TACXの足4本とアルインコのマットEXP150の間に挿入して2週間程度使ったみたところ、私の同居者から、あまり音や振動が気にならないとOKが取れたので、防振対策を一応完了とした。

 難点は、自転車全体が少し高くなるので、トップチューブをまたいだときに股下に当たりやすいことだが、今のところ我慢できるレベルなのであきらめることにした。