マイペースチャリダーが行く

アラ古稀の理系チャリダーが自転車の科学、サイクリングを綴る

「自転車の車輪の転がり抵抗について-1」はこちら

いわき七浜海道サイクリングといわき観光

 いわきの海岸線を守るために造成された防潮堤の上を走るサイクリング道路「いわき七浜海道」が2021年に全線開通したことを知って、前から走ってみたいと思っていた。ようやく先月(10月)に、北端の久之浜から南端の勿来の関までを往復サイクリングできたので、そのサイクリングといわき観光について紹介する。

 本記事は長文につき、お急ぎの方は以下の目次を利用して、興味あるところだけ閲覧頂ければと思う。

 

 

(1)サイクリングのきっかけ

 今回のサイクリングは、今年1月につくばで私の元職場の同窓会を開催するという案内がきっかけだった。どうせ、つくばに行くならば、前から行きたかった「いわき七浜海道サイクリング」も一緒に出来るぞという発想で、今回のサイクリングが決まったのだった。また、せっかくいわきに行くので、現在はいわきに住んでいる元職場の同僚夫婦にも会うことにした。

 

(2)いわき七浜海道を走ってみて

 いわき七浜海道のサイクングコースは、北端の久之浜から、南端の勿来の関までの53km(往復106km)だ。当日は北風が強く、「行きはヨイヨイ帰りは怖い」のパターンで、復路はこいでもこいでもスピードが出ず苦労した。

 また、いわき七浜海道コースは、主に防潮堤の上を走るのだが、部分的には一般道を走ることがある。特に国道を走る場合には、青の誘導ラインが消えてしまうので要注意だ。誘導ラインが消えた場合は、分岐点で誘導ラインが復活するまでの辛抱だ。

 

(3)いわき七浜海道サイクリング-往路

往路ルート(2025/11/19、BrytonActiveより)

 

スタート地点(久之浜防災緑地、8:49、0km)

 スタート地点は、大久川と小久川が合流する中州にあった。この中州には、以下に示すサイクリングルートマップもあるが、トイレはないので、サイクリングする場合は、セブンイレブン等で済ませておく方が良い。

 また、久之浜防災緑地の出発地点には駐車場がない。そのため、サイクリング道路を管理しているいわき市土木部(0246-22-7490)に電話で問合せたところ、いわき市久之浜大久保支所の駐車場に停めて良いとのことだったので、有り難く駐車させてもらった。

 

いわき七浜海道のマップ(久之浜防災緑地、8:53)

 

久之浜・波立海水浴場(9:00、4km)

 久之浜沿いの防潮堤の上を、追い風にのって快調に走った。ここは、遠くに弁天島を望むポイントだ。今回の自転車は、主にカジュアルライドで利用しているパナソニックODR6(2015)だ。

 また、道が分からない場合に備えて、スマホホルダーを利用してスマホにより適宜ルートチェックすることにした。



美空ひばり像(塩屋埼灯台駐車場、9:42、20km)

 この美空ひばり像は、スタート地点から約20km地点の塩屋崎灯台の駐車場にある。昭和の歌姫こと美空ひばりは、私は特に好きという訳ではないが、何か懐かしい感じがする。

 なお塩屋埼灯台への徒歩入口が駐車場の奥にあったのだが、私はそれに気づかずに、往路では塩屋埼灯台をスルーしてしまった。そのため復路でもう一度立ち寄ることにした。

 

みだれ髪」歌詞の石碑(塩屋埼灯台駐車場、9:45、20km)

 

マリンタワー(10:24、30km)

 マリンタワーは、塩屋埼灯台から10km程度のところにある。このマリンタワーに隣接する三崎公園にある潮見台は、景色が素晴らしいとの情報があり、復路で立ち寄るつもりだったが、私はマリンタワーではなく塩屋埼灯台の近くだと勘違いしたため、今回はスルーしてしまった。次回を期待しよう。

 

勿来海岸の鳥居(11:27、52km)

 想像していたよりも小さな鳥居だったが、勿来海岸の鳥居がぽつんと建っていた。ここから海岸を走る国道6号線から離れ、勿来の関に向かう。

 

勿来の関の門(11:28、52km)

 勿来の関に向かう山道の入り口に、この立派な門があった。右側に「勿来の関」と書いてある。ここから小高い丘の上にある「勿来の関公園」のゴール地点を目指す。

 

いわき七浜海道サイクリング 往路ゴールと復路スタート地点
(勿来の関公園、11:37、53km)

 勿来の関公園は、特筆すべきものは何もない。そのためトイレを済ませて早々に復路のスタートした。

(4)いわき七浜海道サイクリング-復路

復路ルート(2025/11/19、BrytonActiveより)

 

鮫川河口付近(12:17、約63km)

 勿来の関ゴール地点を折り返して約10km走行すると、鮫川左岸の海岸道路に出る。その河口付近に海鳥がいたので、思わず撮った写真だ。この辺りは豊かな自然を感じさせてくれる。

 

アクアマリンふくしまと小名浜マリンブリッジ(13:14、77.5km)

 道の駅「いわきララミュー」から望む、ガラス張りのアクアマリンふくしまと、小名浜マリンブリッジだ。両方の建築物が現代的な雰囲気を醸し出している。

 

まぐろの高木でランチ(13:25、77.5km)

 道の駅いわきララミューの「まぐろの高木」でランチした。店頭の食券売り場で、まぐろの山盛りが食べきれない気がして、どれを選べば良いか悩んでしまった。無難そうな海鮮丼を選んだが、実際に出てきたのは下の写真のとおり意外に小さい。ここは思い切ってまぐろの山盛りを頼んでも良かったかもしれない。

 

塩屋埼灯台から見た薄磯浜(14:58)

 実は往路サイクリング時も、この灯台の駐車場(ひばり像のある駐車場)に停まったが、この塩屋埼灯台に行く徒歩入口に気づかず、灯台をスルーしてしまった。

 この復路で再度駐車場に駐輪し、徒歩通路を登って塩屋埼灯台を見学した。300円必要だが、その価値はある。この灯台から、灯台北側の薄磯浜に打ち寄せる太平洋の荒波が一望できる。

 

塩屋埼灯台外観(15:01、86km)

 灯台見学を終えて撮った塩屋埼灯台外観だ。当日の天気は曇りだが、特に寒くなく長袖ジャージ一枚でちょうど良い感じだった。

 

奇跡のピアノ(15:34、86km)

 塩屋埼灯台近くのいわき震災伝承みらい館を見学した。

 下の写真は、東日本大震災当日に豊間中学校の卒業式で使われたピアノだ。卒業式の数時間後に東日本大震災で被災したが、いわき市のピアノ調律師の遠藤洋さんが半年かけて修復した。また2011年紅白歌合戦では、嵐の櫻井翔がこのピアノを弾いて「ふるさと」を歌った。

 遠藤さんはそれ以降、各地の被災したピアノを100台以上修理したとのことだ。地味ではあるが、被災したピアノの関係者に元気を届ける偉業だと思う。

 

いわき七浜海道サイクリング ゴール地点(久之浜防災緑地、16:46)

 復路は向かい風のため、スピードはせいぜい20km/h程度しか出せず苦戦した。とは言うものの、何とか明るいうちにゴール出来たのは上出来だったと思う。我ながら自分にGood Job!!

(5)走行まとめ

 北風の影響で往路と復路の平均移動速度がだいぶん違ったが、やむを得ない結果だ。また今回いわき七浜海道を実際に往復してみて、以下の2点の要改善点が分かったので、参考までに紹介する。

1)防潮堤の継ぎ目

 防潮堤の上を実際に走ってみると、防潮堤が複数のブロックで出来ているために、その継ぎ目の音や振動が少し気になった。中には1-2cmの段差のある継ぎ目もあるため、要注意だ。

 いわき市が防潮堤を発注する際、サイクリング道路で使用するため継ぎ目は3mm以下というような仕様提示はなかったと推測されるので、建設業者を責めるわけにもいかないが、出来れば改善してほしい点の一つだ。

2)サイクリングルートの案内掲示

 いわき七浜海道は、すべて防潮堤の上を走るわけではなく、県道や国道も一部走行することになる。特に国道を走行する場合には、案内のライン等がほとんど無くなってしまうため、これが正しいルートかどうか悩む場面が何回かあった。国道は国の管理下にあるため、福島県またはいわき市が勝手に案内表示するのは困難な事情があると思うが、何とか調整して国道6号線での案内表示を充実させてほしい。

 

走行まとめ(2025/10/19)

 

(6)旅行日程

 以下に、今回の旅行日程を示す。主に移動はマイカーのフリードを利用した。初日の10/18の昼間は、私の元職場の電機メーカーの研究所の同窓会に参加するため、つくば市に立ち寄った。その後、常磐道を移動していわき市のルートインに着いたのは20時頃だ。

 実は10/19(日)と10/20(月)のどちらの日程でサイクリングするか迷ったが、天候が10/19の方が良さそうだったので、10/19はサイクリング、10/20と10/21AMを観光とした。

 下表の黄色帯には、私が以前提案した輪行分類と記号表記を下表の黄色帯に示す[1]

 

旅行日程(2025/10/18~10/21)

 

(7)いわき観光(化石館ほるる、SRハワイアンズ、白水阿弥陀堂ほか)

 冒頭(1)でも述べたように、今回のいわき行きには、サイクリングと観光の他に、実はもう一つの目的があった。それはいわき市が住んでいる私の元職場の同僚夫妻に会うことだった。その同僚とは、時々メールを交わしているものの、10年以上会っていなかったが、10/20夕方にいわき駅近くの寿司屋で会って、久しぶりの旧交を温めることが出来た。

 一方、いわき観光は定番コースに近いと思うが、以下に写真とともに紹介する。

 

化石館ほるる(10/20)

 化石館ほるるは、元炭鉱跡地に建てられた施設で、炭鉱の掘削の様子が展示されている。写真は、昭和43年頃に稼働していたロードヘッダーという掘削機械で、掘削と積み込みを1台で行うスーパーマシンだ。

 なお、炭鉱の展示室が地下600mにあるかの如くエレベータでアナウンスされるが、実際には2Fから1Fの展示室に降りただけだった。

 

スパハワイアンリゾート(10/20)

 お昼のショー「ポリネシアンサンライトカーニバル」のSS席を事前予約して鑑賞した。私はプールで泳ぐことはせず、ショーだけを見る目的で行ったのだか、会場が温水プール近くにあり暖房が効いているために、着ていた上着等を脱ぐ等、着替える必要があった。

 ショーについては、私が期待しすぎたためと思うが、女性の踊りが少々パンチ不足と感じたが、男性の迫力のある火踊りもあり、全体的には楽しめるレベルだったと思う。

 ショー最後に踊り子と写真を撮る時間が設けられていたが、私は気恥ずかしいので辞退して、早々に退散した。

 

白水阿弥陀堂の浄土庭園(10/21)

 浄土庭園の池の向こう側に白水阿弥陀堂の屋根が見える。きれいな浄土庭園が印象的な阿弥陀堂だった。

 

草野心平記念文学館(10/21)

 草野心平記念文学館は、いわき駅から北に約10km離れたいわき市小川町の山間部にある。草野心平はカエルの詩人で知られている。内部は撮影禁止なので、外観を撮影した写真を示す。

 

証誠寺の狸囃子(野口雨情)(10/21)

 帰路の常磐道の中郷サービスエリアで、野口雨情の代表的な童謡が刻まれている石を見つけた。野口雨情は、現在の北茨城市の出身だったので、この中郷サービスエリアに記念する石碑を昭和63年に建てたとのこと。写真は、「証誠寺の狸囃子」の歌詞だ。

(8)終わりに

 今回のいわき七浜海道サイクリングは、サイクリングと観光の他に、つくばといわきで元職場の同僚と会うという目的も達成出来たので、自分としては大満足なサイクリング旅行となった。

 私の拙い文章を最後までお読みいただいた読者の方々には、深く感謝いたします。


参考文献

[1]2023/4/20当ブログ「 輪行の分類と、記号表記法の提案」

 

ランキングに参加中。
応援、ポチッとお願いします!

にほんブログ村 自転車ブログ シニアサイクリストへ

にほんブログ村 自転車ブログへ

にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ