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しまなみサイクリング2024ーゆめしま海道

 忙しさに紛れて、しばらくブログ更新をさぼってしまった。最近ようやくブログを書く時間を確保出来たので、去年10月に参加した「しまなみサイクリング2024」で走った「ゆめしま海道」について報告する。

 

(1)ゆめしま海道コースについて

 ゆめしま海道は、今治ICをスタートし、しまなみ海道の高速道路を走り、生口島南ICで下道に降りて、生口島をほぼ一周し、フェリーで岩城島に渡った後、飛び石的に岩城島→生名島→佐島を経由し、弓削島に至るコースだ。しまなみサイクリング2024では、Fコースとして登録されている。以下に、コースマップと実走マップを示す。

ゆめしま海道(=Fコース)マップ



ゆめしま海道 実走マップ(2024/10/27 BrytonActiveより)

 

(2)ゆめしま海道を走ってみて

 コースは75kmと比較的短く、その半分は高速道路本線上を走るので、快適に走行出来た。しかし生口島の洲江港への到着時に、ちょうどフェリーが行ってしまい、次のフェリーを30分待ったり、岩城島の峠で倒れていたライダー救護のため救急車が来るまでの30分間、心臓マッサージするなどのハプニングがあった。そのため、ゴールはやや遅れたタイムとなった。走行結果のまとめを以下に示す。

走行まとめ(2024/10/27)



(3)旅行日程

 以下に日程表を示す。前記事[1]で紹介したように、今回の輪行も、エアロコンフォートを利用して飛行機に自転車を積んで移動し、現地はレンタカーで移動する方式とした。

 前記事[2]で提案した輪行分類は、今治を拠点としてその周りを周遊するタイプの「短期周遊型」。また記号表記は、CAC1C1CBC2C2CACだ。

 ライド前日(10/26)は、ライド受付や自転車の組立・試走等のライドに向けた準備に振り当てた。一方、初日10/25のPM、ライド後10/28の全日、そして最終日10/29のAMは、完全に観光目的とした。

 今治での宿泊は、ライド前の2泊が2食付きホテル、ライド後の2泊は朝食のみのホテルとして、今治の街なかの夕食も楽しむことにした。

 

(4)写真いろいろ

 羽田から松山空港に向かう飛行機の窓から、来島海峡大橋が見えたので、写真撮影した。以下は、2枚の写真をつないだ合成写真。真上から見た来島海峡大橋はひと味違う。

 

亀老山展望台から見た来島海峡大橋(2024/10/25)

 私個人的には、吊り橋の中で亀老山展望台から見た来島海峡大橋が一番美しいと思う。来島海峡大橋は3つの吊り橋が飛び石的に連続的につながっており、これが美しい風景の根源だ。

 

SHIMANAMIモニュメント(2024/10/26)

 ライド前日にサンライズ糸山を訪れた。このモニュメントは、私が2015年にしまなみ海道を往復したときには無かったので、是非モニュメント前で写真を撮りたいと思っていた。このモニュメント設置は2020年とのことだ。

 

しまなみ海道サイクリングスタート前(2024/10/27 8:35)

 スタート地点の今治ICで、スタートを待っている状況だ。遠くに高速道路の料金所が見える。

 

来島海峡大橋を走行(2024/10/27 9:02)

 これから来島海峡大橋を渡るところだ。停まったら本当はダメなのだが、折角の記念なので、ご容赦頂いて、何とかこの一枚の写真を撮影。

 

多々羅大橋(2024/10/27 10:22)

 生口島南ICで高速道路を走り終えて、下の道に出たところで見た「多々羅大橋」だ。単独の吊り橋としては、私が一番好きな吊り橋だ。ここから、生口島を時計回りにほぼ一周して洲江港に向かう。

 

フェリー乗船中(2024/10/27 11:40)

 これは洲江港から小漕港に向かうフェリー乗船中の写真だ。「今治造船」というジャージが目立つ今治造船チームのグループの後ろについて走ったりした。今治造船チームの人と話したら、何と社長さんもライダーとして参加して、海外のお客様と一緒に走っているとのこと。接待ゴルフならぬ、接待サイクリングとは、ちょっとびっくり。

 

岩城島の獅子舞(第3エイド、2024/10/27 12:10)

 第3エイドでは、岩城島に伝わる獅子舞が披露されていた。

 実は、この岩城島の第3エイドを出発後の峠越えの頂上付近で、一人の中年男性ライダーが倒れていた。私が第1発見者だったため、後続の他のライダーと共に心臓マッサージした。約30分後に救急車が来たので、そのライダーを引き渡して、我々はライドイベントに戻って、ゴールを目指し急いだ。ゴールしたのは13:47頃だった。

 

ゆめしま海道モニュメントで記念撮影(2024/10/27 14:42)

 ゴール後の休憩後にモニュメントで記念撮影。ゴールしても、心臓マッサージした男性がどうなったか気がかりだった。結局、その後の報道で、この男性が亡くなったことを知った。どうしようもないことではあるが、この事故が、今回のライドを少し後味の悪いものにしてしまった。教訓としては、AED講習は真剣に学ぶべし。

 

今治城から見た来島海峡大橋(2024/10/28 11:59)

 ライド翌日に今治城を観光した。以下は、その時に撮影した写真の合成写真だ。この写真からは、来島海峡大橋が3つの吊り橋で構成されていることがよく分かる。しかし景色の美しさは、何と言っても亀老山展望台からの景色が一番だ。

 

来島海峡海上交通センターの内部(2024/10/28 14:32)

 来島海峡海上交通センターを見学した。通常、見学は事前予約が必要なのだが、今回は突然の申込にもかかわらず、対応頂けたのでありがたかった。ただし、このブログ読者のみなさまが見学する場合は、事前予約(TEL=0898-31-4992)をお薦めする。

 海上交通センターは、空港の管制センターの海上版と思って良く、東京湾、伊勢湾、瀬戸内海などの過密な海上の安全を目的に、全国に7箇所設置されている。これらの海上交通センター等により、海の事故が激減(10件/年→2件/年)したという。

 

来島海峡の西水道と中水道
 これからは見学時に学んだ情報をお伝えする。

 来島海峡は大型船舶が航行できる西水道と中水道がある。西水道は馬島の西側を通るルートで、直角の急カーブがあるが、馬島の東側を通る中水道には、それほどの急カーブはない。

 一方瀬戸内海は、潮の満ち引きによって、6時間毎に潮の流れが変わり、来島海峡大橋付近では、北流と呼ばれる北向きの潮流と、南流と呼ばれる南向きの潮流がある。

来島海峡大橋付近の潮流(来島海峡海上交通センターパンフレットから引用)

 来島海峡海上交通センターの大きな役目は、急カーブのある危険な西水道を航行する大型船舶に対して、潮流と逆の向きになるような航行を指示し、一方、中水道を航行する大型船舶に対しては、潮流と同じ向きの航行を指示することだ。これを「順中逆西」と呼ぶ航法とのこと。この「順中逆西」により、潮流に逆らって航行する西水道の船舶は、舵が効きやすく、危険な急カーブを容易に対応できるという。

 

(5)まとめと教訓

■「しまなみサイクリング」は、しまなみの絶景の高速道路を走る快適なライドだ。特に今回の「ゆめしま海道コース」は、距離が75kmと手頃なので初心者にお勧め。

■来島海峡大橋の素晴らしさ、多々羅大橋の美しさを満喫できた。

■海上安全を守る海上交通センターを実感できた。

■事故はいつ起こるか分からない。AEDの救命講習を必ず受けるべし。

 

 

参考文献

[1]2023/1/22 当ブログ「Aero Comfort3.0のすすめ」

[2]2023/4/20 当ブログ「輪行の分類と、記号表記の提案」