マイペースチャリダーが行く

ちょうど古稀を迎えた理系チャリダーのブログです。

「自転車の車輪の転がり抵抗について-1」はこちら

しとどの窟ヒルクライム

 今年4月13日に卒寿となる義母のために、卒寿ツアーと称して義母を含めた4人で伊東温泉に2泊3日(2023/4/11~13)の旅をした。私と妻は車で東京から伊東に移動したのだが、折角の機会なので車に自転車を積みこみ、私はこの機会を利用してサイクリングすることにした。今回は、そのサイクリングについて報告する。

 

(1)しとどの窟(いわや)ヒルクライム(2023/4/12)

 「しとどの窟」とは、源頼朝石橋山の戦いに敗れた後、一時隠れていた岩屋で、湯河原と大観山を結ぶ「椿ライン(県道75号線)」の途中にある。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、しとどの窟に隠れていた源頼朝(大泉洋)に梶原景時(中村獅童)が気づいたのだが、わざと見逃して助けるシーンがあった。

 今回のヒルクライムは、湯河原のセブンイレブンを出発し、川沿いの県道75号線に沿って登り、奥湯河原バス停で右折して椿ライン(県道75号線)に入って、しとどの窟バス停(椿台)まで登るルートだ。このヒルクライムルートは、今回使ったサイコン(BrytonRider750)計測で獲得標高592m(平均勾配約6%)だが、上り坂が淡々と続き平坦な部分がないため、数字以上に辛かった印象がある。

 今回のヒルクライムコースは、新たに「しとどの窟ヒルクライム」という名前で、Ride with GPS ルートと、STRAVAセグメントに公開設定したので、興味のある方はチャレンジしてみてほしい。

しとどの窟ヒルクライムルート
(Ride with GPS利用Googleマップ表示)
D=11.45km、T=1h4m32s、H=592m(Rider750計測)

 

 しとどの窟バス停(バスは現在運休中)からしとどの窟までは徒歩で600m程度だが、狭くて急な下り坂なので、サイクルシューズだと滑りそうな感じがしてかなり怖い思いをした。実際のしとどの窟は、予想よりも奥行きが浅く、雨露はしのげるが、敵に見つかったら終わりというレイアウトだ。

 ここに源頼朝が隠れていたときに、地元の豪族である土肥実平(どいさねひら)とその妻が源頼朝を支えたことが「源頼朝としとどの岩屋の由来」と題する看板に記載してあった。土肥実平は湯河原付近を本拠とする豪族で地元の人に愛されているようで、湯河原駅前に銅像が建てられている。

しとどの窟

 

(2)東伊豆サイクリング(しとどの窟~伊東)

 しとどの窟でランチ休憩の後、しとどの窟から湯河原までダウンヒルし、その後伊東まで135号線に沿ってサイクリングした。湯河原から熱海までの区間は熱海ビーチラインの海側ルートを走れると快適なのだが、自転車が通行不可とのことで、残念ながら135号線の山側ルートを走った。また岬をショートカットするトンネルは、出来る限りトンネルを避けて、岬を遠回りするルートを走行した。

東伊豆サイクリングルート
(Ride with GPS利用グーグルマップ表示)
D=40.28km、T=1h50m16s、H=360m(Rider750計測)

 

 熱海で、貫一お宮の像があったので、記念撮影した。熱海を全国的に有名にした尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の名場面を再現するこの像は、今でも熱海市のシンボルになっているようだ。

 この後、伊東市を観光したのだが、それについては、別途報告しようと思う。

 

貫一お宮の像