マイペースチャリダーが行く

ちょうど古稀を迎えた理系チャリダーのブログです。

「自転車の車輪の転がり抵抗について-1」はこちら

ケープタウンサイクルツアーの想い出

 毎年3月になると、世界最大のサイクルイベントであるケープタウンサイクルツアーが開催される。私は、2年前の今日、ケープタウンサイクルツアーに参加していた。本記事では、その私の体験について書きたいと思う。

 ケープタウンサイクルツアーが世界最大のサイクルツアーと知って行きたいと思ったのは、今を去ること7年前だった。でもその当時は、お役所務めだったのでなかなか実現しなかった。ところが、2年前の2月末に務めていた役所を退職することが決まり、それならば3月のケープタウンサイクルツアーに行けるぞと気合いを入れて、スケジュールがタイトな妻を口説き落として6泊7日(機中泊2泊含)の行程で旅立った。


 ケープタウンサイクルツアーは、毎年3万人近くの人がエントリーしてサイクリングを楽しんでいる。特に楽しんでいるという表現がふさわしいと思う大会で、参加する人が楽しむということだけでなく、応援する人の情熱がものすごく伝わってくる大会である。底抜けに明るい南アフリカ人の気質もあると思うが、沿道の応援を受けるだけでも参加する価値があると思う。

 私の出発枠は、4Hというインターナショナル枠で、一番速いエリートクラスの出発6:15より約2時間遅れの8:26だった。私の実力を示す何らかの実績があれば、もう少し早いシード出発枠を獲得できたかもしれないが、今回はあくまでも完走目的だ。

 私の109kmの走行成績は、T=4h47m54.4s、Av=22.72km/h、順位=16113位/26380人であり、真ん中よりも少し遅い成績だった。今回は、目一杯は頑張らず80%程度の余裕度で走ったので、それを考えれば、まずまずの成績だと思う。

 

自転車は、BTB輪行箱を使用して、飛行機とワゴンタクシーでホテルの部屋まで運んだ。輪行箱には自転車は倒立の状態で梱包した。いつも使っているフロアポンプも同梱してある。

 

 

 

スタート地点は、市庁舎前で、そこまではホテルから自走した。前日に下見してあったので、道に迷うことはなかった。私の出発時刻8:2のスタートを待っているところ。

(市庁舎前、2018/3/11 8:01AM)

 

 

 

 


ゴールまで残り24km地点

(Chapman's Peak、2018/3/11 12:00)

 

 

 

 

 


ゴールまで残り9km地点

(Bakoven、2018/3/11 12:53)

 

 

 

 

 


フィニッシュ

(CapeTownスタジアム、2018/3/11 13:13)

 

 

 

 

 ケープタウンは、アフリカの人気リゾート地であるが、一方で治安が悪いと言われていた。それで、妻と一緒に行くのに少し心配もあり、宿泊するホテルは安全性を重視して、治安が良いとされるウォーターフロント地区にある最高級のテーブルベイホテルを予約した。以下の写真の画面中央がテーブルベイホテルである。警備面では、駐車場の出入り口やショッピングモールにつながる連絡口には警備員が常駐しており、安全性が配慮されていた。またさすがに一流ホテルだけあって、部屋や食事等のレベルも満足感が高かった。また、ホテルに隣接しているウォーターフロント地区のショッピングモールでは、買い物や食事を楽しめるゾーンで不自由は感じなかった。


 以下に旅程を示す。主な観光は、テーブルマウンテンの半日観光と、喜望峰を含むケープ半島の半日現地ツアーの2つだけで、残りの時間はウォーターフロント地区でショッピング等を楽しんだ。


 ケープタウンは、飛行機を乗り継いで行くので行程が少し大変だが、また行ってみたいと思わせる魅力がある町だった。何かの機会があれば、また行きたいと思う。

 


早朝に、ホテルから見たテーブルマウンテンとライオンズヘッド。

 

 

 

 

 

 

テーブルマウンテンに行くロープウェイは、内部の床が回転する仕組みがある。そのため、乗ったときに良い場所を確保すると、ゆっくりと床が回転するので、しだいに景色が悪くなってしまうこともある。ちょっと面白い仕組みだ。

 

 

 

テーブルマウンテンからライオンズヘッドを見下ろしたところ。右側には、ケープタウンのスタジアムが見える。

 

 

 

 

 

 

喜望峰の看板のあるところで、記念写真です。

 

 

 

 

 

 

喜望峰近くの灯台にある標識。ここからニューヨークまで12541kmらしい。